パウダールーム ページ14
★★★
チャミくんとチキンを堪能しようとしたその時、スマホが鳴った。
見ると浩一さんからのLINEで、
私はすかさずそれをチャミくんへと見せる。
それを見たチャミくんが、目を丸くしてユノくんの元へと走って行った。
いや、ユノくん…ではなくて、その隣にいるお友達と何やら話し込んでいる。
話し終えた2人は今度は厨房？の方へと向かっていく。
ウェイターさんと何やら話をして、そして戻ってきた。
「伝えてきました！さすが浩一さん！やることがいちいちカッコいいですね〜！」
「でも…良いのかな？こんな事してもらって…」
「友人の1人として、ってあるから良いんですよ！
元カレと今カレが仲が良いなんて、信じられないシチュエーションですよ？！」
チャミくんの言葉に顔が赤くなった。
いや、もう1杯目のカクテルで十分赤いけど。
「というわけで、そろそろユノヒョンのお祝いモードに入るみたいです！」
「あ、じゃあ私、今のうちにお手洗い済ませてこようかな」
「了解です！」
私はポーチを持って、一旦バーを出た。
トイレは廊下の端にある。
個室を出て、パウダールームで軽くメイクを直していると
「…あ」
ピアスの彼女がやってきた。
ぺこり、と頭を下げて隣に座り、メイクを直し始める。
私の中で、小樽のあの瞬間が思い出されていた。
改めて彼女を見たとき
そのピアスが耳に無くなっていることに気がついた。
「あ、あれ？ピアス……」
思わず口をついて出た私の言葉に
彼女は耳元を隠して私を丸い目で見る。
「…さっき…してたよね？綺麗なピアス。
取っちゃったの…？」
「…………」
彼女は、俯いたまま何も言わない。
「…ユノくんに…買ってもらったピアスだよね？」
更に続けると
彼女はまた、目を丸くした。
そして俯く。
「……彼女さんが…いるのに
オッパにもらったピアスをつけていたらダメかな…って思って…」
「気を遣ってくれたんだ！ありがとう。
でも、大丈夫だよ？ユノくんは女の子の友達もたくさんいるって聞いてるし、プレゼントとかも好きそうだし」
同じピアスを買ったと知った瞬間はショックだったけど
事情を知ればなんてことはないことだった。
せっかくユノくんが彼女へと買ってあげたピアス、
使ってあげて欲しい。
そう思って声をかけた私に
「違うんです！！」
彼女は、潤む瞳で私を見た。
★★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 止められないよー！止めるものもないよー！！突き進むのみ！！ (2020年4月6日 9時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - キャーッ////キター！こうなったらもう止められないよね。ドキドキして眠れなくなりそうです。この続きを想像して（笑） (2020年4月6日 1時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 頭の中はA V監督だわよ…(//∇//) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - だよねー＾＾ (2020年4月5日 22時) (レス) id: 24fba8a938 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 想像している頭の中は覗かないでいただきたいところですね！！(笑) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年3月10日 16時
