内緒 ページ13
★★★
『別に？挨拶しただけよ？やぁね、チャンミン！怖い顔して！』
『元々です』
『そうだった！ユノヤと私が一緒にいるときの貴方はいつも仏頂面だったわね！』
彼女は何やら高らかに笑い
次の瞬間、しなやかに動いてチャミくんの傍から私の方へと向かってきた。
そして、耳元で囁く。
「日本語が話せることはサプライズにしたいから、内緒にしてね？
私が日本語が話せることがわかったら、喜んでくれるはずだから！！」
『ジヒョンさん！』
尚も、チャミくんは私たちの間に入った。
彼女はすでに私から離れ
丸い目で彼女を見る私に向かって
それはそれは、綺麗な笑みを浮かべてカクテルグラス片手に去っていく。
店内のライトがちょうど彼女に当たって
本当にスポットライトを浴びるモデルのようだった。
そのまま彼女はユノくんがいるグループへと近づいて行く。
「ヌナ？大丈夫？意地悪されてない？何か言われた？？
って、彼女は日本語わからないからそれはないか」
「あ、ああ……うん。大丈夫だよ？」
内緒…って言われたっけ…。
チャミくんが心配して声をかけてくれるから
私は笑顔で返した。
「…なら、良かった」
心底ホッとしたような
「ごめんね？心配かけて。
チャミくんだって皆と騒ぎたいんじゃない？
私にばっかりくっついてなくても大丈夫だよ？」
「いいえ。
僕はユノヒョンと高校の１年間が一緒だっただけですし、確かに皆さん面識はありますけどそこまで親しい人もいないので、大丈夫です！」
そう言って、私に向かって手のひらを向ける。
「もともと、軽く顔を出して帰るつもりだったからヌナのエスコートしてる方が僕としても気が楽ですし、
こうして、心置きなく食べられますしね！」
私の持つチキンののったプレートを見て
チャミくんがニンマリと笑った。
「さ。僕が持ちますから、カクテルもいただいて戻りましょう？」
チャミくんの優しい手を背中に感じて、2人で元の席へと向かう。
目の端に
ユノくんの隣へと滑り込む彼女が見えた。
…彼女の言葉の意味
見当はつくけれど
私は、深く考えないことにした。
★★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 止められないよー！止めるものもないよー！！突き進むのみ！！ (2020年4月6日 9時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - キャーッ////キター！こうなったらもう止められないよね。ドキドキして眠れなくなりそうです。この続きを想像して（笑） (2020年4月6日 1時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 頭の中はA V監督だわよ…(//∇//) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - だよねー＾＾ (2020年4月5日 22時) (レス) id: 24fba8a938 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 想像している頭の中は覗かないでいただきたいところですね！！(笑) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年3月10日 16時
