フローラル ページ12
★★★
「チャミくん！このチキン、美味しいね！」
「ええ、なかなかの味でした」
「おかわり持ってくる？」
「え？あ、僕が行きますよ」
「いいよいいよ。もうだいぶ慣れたし、1人で行けるよ〜」
気を遣ってくれるチャンミンくんを制止して、料理の並ぶテーブルへと向かう。
さすが工藤グループのホテルだけあって、お料理が文句なく美味しい。
おかわりのチキンを皿に盛っていると
キチンの香りを若干打ち消すようなフローラルな香りが鼻先をくすぐった。
視線の先に見える、黒いエナメルのパンプス。
『随分と、無遠慮に食べるのね。普段の食生活がわかるわね。そのスタイルだと』
視線を上げた先、
例の絶世の美女が韓国語で何かを言って、ニッコリ微笑んだ。
…うわぁ……本当に綺麗…！女優さんみたい！
『よくもまぁ、ユノヤの前でそんなに食べられるわね。普通の神経してないんじゃない？』
あ、ユノヤ、って言った！ユノくんのことだ。
と言うことは…彼女はユノくんより年上ってこと？
それとも…
�倏�齢は関係なく恋人同士なら…��
……ユノくんの…元カノ……?
言ってることがよく分からなくて返事を出来ないでいると
「…あなた、ユノヤの恋人なの？」
…えっ？
突然の日本語に目が丸くなった。
「…あ、あの…日本語…話せるんですか？」
「……まあね。あなた韓国語は？」
「すみません。全然わかりません」
申し訳なくて肩がすくむ。
「好きな人が話す言葉を理解したいとは思わないの？」
……え？
「…まぁ、ユノヤは私が日本語はさっぱりと思っているらしいけどね。
これでもしっかりと勉強したのよ？日常生活に困らないくらいには。
この意味、わかる？」
「……それ…は…」
彼女の言葉に答えられずにいると
「ヌナ！どうしたの？」
背後からチャミくんに声をかけられた。
「遅いから心配したよ？」
さりげなく彼女との間に入ってくれる。
『Aヌナになにか？』
私にかける言葉とは違い、トゲを感じるチャミくんの声色にドキッとした。
それだけでもわかる。
ユノくんにとって、彼女は特別なんだ。
★★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 止められないよー！止めるものもないよー！！突き進むのみ！！ (2020年4月6日 9時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - キャーッ////キター！こうなったらもう止められないよね。ドキドキして眠れなくなりそうです。この続きを想像して（笑） (2020年4月6日 1時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 頭の中はA V監督だわよ…(//∇//) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - だよねー＾＾ (2020年4月5日 22時) (レス) id: 24fba8a938 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 想像している頭の中は覗かないでいただきたいところですね！！(笑) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年3月10日 16時
