変化…YN ページ11
★★★
『お前、変わったなぁ！』
ドンホが笑う。
皆との距離が縮まって、Aさんの緊張もほぐれてきた頃、
チャンミンに声をかけられて、彼にAさんを任せてまた、皆との交流に動き出す。
Aさんのことは心配だけど、今日は同窓会。
主役はAさんと僕、ではない。
控えめなAさんのためにも、いつまでも話題の中心である訳にはいかない、と思い
後ろ髪を引かれる思いでAさんから離れた。
仲間とのやりとりは楽しくて、幸せで。
でも、やっぱり気になって時々Aさんを確認する。
そんな様子にすら周りは驚いたようだ。
『昔は仲間で集まってても彼女のことは放ったらかしだったのに！』
『放ったらかしはないだろ！ちゃんとエスコートしてたよ！』
『うーん。まあな。エスコートはしてたけど…でもこんな風にちょこちょこと彼女を気にする、なんてことも無かったろ』
ドンホの言葉に詰まっていると
『女の趣味も変わったんだな！お前の周り、いっつもハーレムみたいだったのに！
まぁ、あれだな！人間はやっぱり中身が大切！ってことだよな！
ユノもようやくそこにたどり着いたか〜！！』
そんなことを言いながら、高校時代の同期、ドンへが僕の肩を抱く。
その言葉にカチン、ときて
『…どう言う意味？
Aさんが中身だけだと？』
至近距離にあるドンへの瞳を射抜くように見た。
『えっ…！』
『今までも別に見た目だけで好きになったわけじゃないけど？』
『あ、いやその…』
真剣な僕の言葉に言葉を失うドンへは、視線が落ち着かなくなる。
『やーめとけ！こいつ本当にガチだから！
本気の片想いからの、両想いなんだから！
冗談は通じないぞ！』
そんな僕たちの間を空けるようにドンホが割って入った。
『え？冗談？』
目が丸くなる。
『ったり前だろ！お前が見た目だけで人を見る人間だなんて誰も思ってないよ！
お前が彼女のことに構う様子が珍しくて、ついからかいたくなったんだよ！なぁ、ドンへ！』
『お、おう！そうだよ！冗談だよ！あいっ変わらず真面目なんだもんな、ユノは！』
『ああ、そうか、ごめん。
どうもAさん絡みになると冷静になれなくってさ。
彼女を貶める人はたとえ友達でも容赦はしないから！』
そう言ってニッコリ笑って見せた。
『…うん。絶対変わったな、ユノヤ』
苦笑いのドンヘに
『そう？』
笑って返す。
★★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 止められないよー！止めるものもないよー！！突き進むのみ！！ (2020年4月6日 9時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - キャーッ////キター！こうなったらもう止められないよね。ドキドキして眠れなくなりそうです。この続きを想像して（笑） (2020年4月6日 1時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 頭の中はA V監督だわよ…(//∇//) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - だよねー＾＾ (2020年4月5日 22時) (レス) id: 24fba8a938 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 想像している頭の中は覗かないでいただきたいところですね！！(笑) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年3月10日 16時
