７話＊rbr-side ページ8
朝、酷く煩い足音や騒ぎ声で目が覚めた
昨日は夜遅くまで交代時間に遅刻した部下の代わりに監視をしていたから、まだ眠いのだが
これでは後にまた睡魔に負けると確信し再び寝入ろうとした時、ノックも無しに扉が開いた
sha「おいロボロ！！起きろ、緊急事態や！！」
rbr「何やねん……寝かせろや……」
扉を開けてずかずかと部屋に入って来たのはシャオロンらしく、朝だと言うのに珍しく煩い
というか勝手に部屋入ってくんな、帰れ
sha「んな事言ってる場合じゃないんやって！！Aが消えた！！」
rbr「……は？」
眠気で働きもしない頭が、Aの名前を聞いて一気に覚醒する
rbr「何言ってんや……流石に冗談じゃ済まさんぞ」
sha「俺がこんな冗談言う訳ないやろ！！グルッペンの机に辞表の封筒があった、Aの字で侍女長辞めるって書いてあったんや！！」
rbr「……すまん、理解が追いつかん。待ってくれ」
sha「部屋は家具やらが一箇所に集められて綺麗に掃除されとって窓が開いてた、あいつは……！！」
rbr「シャオロン！！落ち着け、そんな捲し立てられても理解できん。ただでさえAがいなくなったって文言聞いただけでも何言ってるのか分からんのやから、ゆっくり説明してくれ……」
sha「そ、それもそうやな……すまん」
どうやら先程、グルさんが総統室へ入った際に机の上にあった辞表を見つけたらしい
辞表はほぼ確定でAのものであり、すぐに軍の全員へ彼女を探すよう伝令
昨日の深夜に出て行った可能性が高いから、監視カメラでその様子を見ていないか、と……
rbr「いや、見てへんな。人影もなかったから、城内の玄関口から外へ出た可能性はない」
sha「じゃあ、やっぱ窓からか……」
rbr「せやろな。……でも、何で」
何であいつが居なくなるんや
sha「そこまでは流石に俺らにも分からん。けど、早く見つけへんと……」
rbr「俺も街の監視カメラの履歴から見てみるわ」
シャオロンを部屋に置いて、俺は情報管理室へと走った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2643人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
来未(プロフ) - 今更この作品を読み始め，とても面白くて続きが待ち遠しいです！更新楽しみにしてます...！！💖 (3月28日 18時) (
レス) id: d2ee3e1e9b (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 神作品をありがとう！！！！（初コメですすいません） (6月20日 18時) (レス) id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
つゆの(プロフ) - いちごおしちゃん☆さん» ありがとうございます、気まぐれ更新にはなりますが是非これからもよろしくお願いします……！ (6月19日 21時) (レス) id: 52769e89e7 (このIDを非表示/違反報告)
いちごおしちゃん☆(プロフ) - つゆのさん» 良かったです!!この作品大好きでしたしまた読ませていただきます!! (2023年4月8日 8時) (レス) @page25 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
つゆの(プロフ) - 例の動画が上がってからかなりの時間が経過した為、パスワードを外させて頂きました。まだ安心と言い切ることは出来ませんが、こちらや他の夢小説の更新を楽しみにして下さっている方のお気持ちにお応えしたいと考えました。これからもよろしくお願いします……！ (2023年4月7日 22時) (レス) id: 6a6eebe6a3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
