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誤魔化したくはないから ページ31

この気持ちを、もう誤魔化したくはないから。




「友だち………って、言ってもいいのかな」

江「いいんじゃないの」

「そうかな?」

江「相手がどう思うかじゃなくて、こいつらのこと、自分がどう呼びたいかじゃねえの。それにきっと、気にしてるのはおれたちだけだろ」

「………そうだね。じゃあ、………ともだち。友だちって呼びたいよ」

江「おれも」




二人を見ながら微笑む拓也の横顔が夕日に照らされている。




江「……じゃあ今日からこいつらは、クラスメイトのみゆくんと、C組とか生徒会のまっすーじゃなくて」

「友だちの、みゆくんとまっすーだね」

江「あぁ」




こんなこと、わざわざ口に出して言うのは少し恥ずかしい。いやだいぶ恥ずかしい。……けど、私たちにはきっと必要なことだから。




増「…や、やめろ……それはオクトパスじゃなくてクラーケンだ……!」

入「なに着ても一緒ならマーメイドでしょ………ふふふ……」

「………」/江「………」




私と拓也はいっせいに顔を見合わせ、それから堪えきれずに笑ってしまった。




「………ふはっw」

江「なんの夢見てんだよ、こいつらw」




ひと通り笑った後、なんだか急に眠くなってきた。口の端からあくびが漏れる。




「ふぁぁあ〜………」

江「結構遊んで疲れたんだろ。着いたら起こすから寝ときなよ」

「でも………いや、ありがと。……おや、す、み………」




夕暮れに染まる町と電車に揺られつつ、私はゆっくりと夢に落ちた。

幼なじみの妹《Yuuki side》→←帰りの電車にゆられて



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ななき。(プロフ) - 春さん» 春さん!いつもご覧くださりありがとうございます!こちらこそこれからもよろしくお願いします(^^) (2019年11月28日 18時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます!めっちゃいいです!!これからも楽しみにしてます!(^-^) (2019年11月28日 17時) (レス) id: 10bd62f869 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななき。 | 作成日時:2019年11月27日 16時

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