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嫌になるくらい ページ22

?「うん、裕貴くんだよ。久しぶり」




こなれ感のある開襟シャツに白のレイヤード。ゆったりとしたサイズ感のガウチョパンツとリングネックレス。黒いリュックを背負った、スタイルのいい男性がそこにはいた。

背は伸び、顔も骨格も少し大人びているけれど、白い肌も、薄い唇も、綺麗な黒髪も、昔からよく知ってる。



いつまでも忘れられない、あの頃と同じ。
嫌になるくらい爽やかな笑顔も、そのまんまだ。




「……ひ、さしぶり。元気、そうだね」

?「遊園地に来て元気ない人なんていないよw」

「そ、そっか。そう、だよね……」




上手く言葉が出てこない。口が回らない。舌が痺れたように震える。
そんな私を見兼ねてか、まっすーが会話に入ってくる。




増「えっ…と……。花月の、知り合い?」

「………うん」

?「みんなAちゃんのお友達?はじめまして、僕は梶裕貴。学年的にはみんなのひとつ上かな?Aちゃんとは幼なじみです」

江・増・入「………幼なじみ」




3人が同時に呟く。




増「へ、へぇ、幼なじみなんですね〜。あ、オレ花月の友だちの増田俊樹っていいます」

入「おれは入野自由です。はじめまして〜」

江「江口拓也、です」

梶「そっかー、お友達たくさん出来たんだね。Aちゃん、学校ではどんな感じ?」

増「えっと、成績もよくて、体育ではいつも大活躍してますよ。ちょっと無愛想なところもありますけど、まわりのことちゃんと見ていつもさりげなくフォローしてくれたりしてますね。オレも友だちとして鼻が高く……」

入「先生かよw ……あー、おれ演劇部なんですけど、助っ人に来てくれてますよ。あとは美術や文芸のコンクールでよく賞もらってたり。この間の文化祭ではキーボードやってたし。あとめっちゃモテる」

「…やめろよふたりとも」

増「ホントのことだろ?」/入「本当のことでしょ?」




またもや声が揃う。




梶「昔っからAちゃんは面白い感性の持ち主だったし、自作で絵本作ってたりしてたもんね。………ピアノも、続けてるんだ。あ、じゃあ歌は?」

笑えてよかった→←それぞれの役割



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ななき。(プロフ) - 春さん» 春さん!いつもご覧くださりありがとうございます!こちらこそこれからもよろしくお願いします(^^) (2019年11月28日 18時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます!めっちゃいいです!!これからも楽しみにしてます!(^-^) (2019年11月28日 17時) (レス) id: 10bd62f869 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななき。 | 作成日時:2019年11月27日 16時

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