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……笑うなよ ページ17

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江「ギブ、もう無理……」

増「あーあ、江口くんダウンしちゃったよ〜。これからだって言うのに〜」

入「さすがにおれもつかれた〜」

「しょうがないなぁ。じゃあ、向こうで飲み物と軽食買ってくるからここで待ってて」

江・入「「りょーかーい……」」




顔をドロンとさせたふたりを置いてお店の前に行くと、行列が出来ていた。……仕方がない、並ぶか。




増「待って待って。オレも並ぶぜ〜」

「おぉ、まっすー。来てくれたんだ」

増「さすがに4人分の食事運ぶのは大変だと思って」

「助かるよ。なに選んだらいいか今悩んでたところなんだよね」




キャラクター物のカチューシャをしたスタッフさんに渡されたメニューを見ながら、注文を決めていく。




「どした?そんなに見て。なんかついてる?」

増「あぁ、いや!なんか、あの花月 Aが隣にいるって変な感じだなぁって」

「 "あの" ってなにさ。でもまあ、一年前は名前も知らなかったしなぁ……」

増「オレは知ってたけどね〜」

「……私、結構大人しくしてたつもりだったんだけど、そんなに目立ってた?」

増「うん、どっちかって言うと悪目立ち?」

「……まじ?」

増「綺麗すぎて近ずけないっていうか、近寄り難いっていうか。独特のオーラがあるんだよね。『お前らとは違うんだよ』みたいな」

「そんなに?たしかに積極的に関わるのは避けてたけど、そんな変なの出てた?」

増「江口くんもそうだよね。あれだけかっこいい分黙ってたら威圧感ある。話せばふたりともめちゃくちゃ良い奴ってわかるんだけどw」

「そっかぁ、空気消せてると思ってたんだけどな……」




すると、まっすーがははっと笑った。




「………笑うなよ」

増「まあ、オレは面白いやつらだって思ってたよ。江口くんは、いつも寝てるのに体育のバスケの時だけは結構楽しそうだったり」

「ギャップな」

増「花月は、女子たちのスイーツ談議にコソッと聞き耳立ててたり。どうでもいい、なんでもいいって顔しながら、意外と話聞いてくれてたりね」

「まっすーこそ、クラス違うのに意外と見てんね」

増「まあね。……覚えてるかな、昨年の……2月くらい」




まっすーは、どこか遠くを見て語りだした。

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ななき。(プロフ) - 春さん» 春さん!いつもご覧くださりありがとうございます!こちらこそこれからもよろしくお願いします(^^) (2019年11月28日 18時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます!めっちゃいいです!!これからも楽しみにしてます!(^-^) (2019年11月28日 17時) (レス) id: 10bd62f869 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななき。 | 作成日時:2019年11月27日 16時

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