三月のクローバーコレクト 2【声優】【学園モノ】

小説仲間ができた ページ16

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そして、今日はその当日。




入「あれ、早いね花月さん」

「おはよう、そっちこそ早くない？まだ30分前だけど」

入「おれはちょっと見ておきたい本があって」

「私も。今日新刊が発売される本を探そうと……」

「………」

入「………」

「〖ピーチメルバと火曜日の陰謀〗…？」

入「〖レモンケーキと月曜日の憂鬱〗？」

「そっちなのね〜」／入「そっちでしたか〜」

「や、でも月曜日いいよね」

入「おれも今回の火曜日結構すきだな」




私たちが話しているのは小説の話。

【スイーツ曜日】っていうシリーズで、違う作者がそれぞれの曜日を担当している。学園モノ、推理小説、ファンタジー、SF、ラノベ、ホラー、官能と、曜日ごとにジャンルが違い巻ごとにシャッフルされる。




「私追っかけなんだけど」

入「おれはシリーズ買い」




追っかけというのは決まった曜日、つまり決まった先生の本を買うこと。みゆくんのシリーズ買いは、文字通り先生関係なくジャンルで買うタイプ。




「ちなみになにジャンルか聞いてもいい？」

入「ジャンルは学園モノ。あとラノベも多いかな。花月さんは？」

「私は基本、くにしば あずみ先生推し。でもファンタジーも読むよ」

入「あー、いいよね。あのスカッとする感じ」

「みゆくんラノベとか読むんだ。イメージだと推理ものとか読んでそう」

入「読むこともあるけど、どっちかって言うと気軽に読める方がすき。花月さんこそファンタジー読むんだね」

「先生によって結構設定ガラリと変わるから面白いんだよね」

入「それね。そこがこのシリーズのいいところだと思うなぁ」




それからしばらく小説トークに花を咲かせ、拓也とまっすーを待つ。




増「あれ、オレが一番だと思ったのに。とりあえずおっはよー」

入「おはよ〜。元気だねぇ」



江「……おれ、遅れた系？」

「んんや、みんなが早く来すぎた系」

江「よかった。なんの話ししてたの？」

「小説とスイーツについて」

江「じゃあおれには縁のない話だな」

増「残念ながらオレにもw さ、いこ！早くしないと閉まっちゃう」

入「ついさっき開いたばっかりだよ〜」




学校の人、しかもクラスメイトと出かけるなんて久しぶりだ。楽しくなるといいな…。

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