#15 ページ15
zm「え、帰る日が早くなった?!」
「うん……ごめんね、」
zm「夏祭りの次の日…って事はあと10日しか会えないん?」
「うん………」
zm「そう、なんや…」
明らかに重くなった空気
まだゾムと出会ってせいぜい3週間程度なのに
どうしてこんなに会えなくなるのが辛いんだろう
zm「なぁ、A」
「どうしたの?ゾム」
zm「夏祭りの2日目…一緒に行かへん?」
照れたように誘ってくれるゾム
翡翠色の瞳が私の瞳をしっかりと捉えた
「行く!!!!夏休み最後にゾムとの思い出ができるって素敵だね」
zm「せやな………なぁ、A」
「うん?」
zm「残りの10日は、毎日会って欲しい。午前中だけでもええ、午後だけでもええから」
「いいよ!会おう!」
きっとシャオちゃんとか大先生に止められるだろうなと思いながらも、ゾムとの事を優先してしまっている私がいた
「午前中だけとかになるかもしれないけど…その、幼なじみとか友達もうるさいと思うから」
zm「そうやな、Aには友達が沢山おるよはちゃんと分かってんねん」
「ごめんね」
zm「なぁA」
「ん?」
いつものベンチから立ち上がりゾムは山の出口を指さした
zm「たまには山の外で遊ばへん?」
「え、出来るの!?」
zm「大丈夫やで。どうせならAに外の世界を案内して欲しいんや」
「いいよ!行こう!」
zm「あ、でも今日は…」
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今日はゾムと山の川で遊んだ
2人で水を掛け合ったり走り回ったり、最高の1日だった
帰りは、ゾムと手を繋いで家の近くまで送って貰った。
他の事は考えたくない
もう、ゾムの事だけ考えていたい
あと、10日
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「大丈夫…きっと来年も会える、はず」
真っ暗になった自分の部屋のベットに転がり、ゾムの事を考えた
あの手に直接触れたい
素手で撫でて欲しい
名前を呼ばれたい
他の人も他のこともどうでもいい。
ただ、ゾムと一緒にいたいと願う
「多分、これは_」
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かみぶくろ - 初めて小説で号泣しました…emさんの好きな人ってスキマ妖怪の人ですか?!気になるぅ… (2021年4月29日 19時) (レス) id: 0442811e47 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 部屋で一人で見てたんですが、泣きました。×××。で二人幸せになってほしいな。 (2020年5月14日 20時) (レス) id: 62683d4e75 (このIDを非表示/違反報告)
クリーパー - え、好きです。 めっちゃ好きです! 近くに友達居たんですけど、部屋出てった瞬間涙が溢れでてきました。 終わり方AもBも好きです! ×××。も素敵でした! (2020年4月27日 15時) (レス) id: 33077900eb (このIDを非表示/違反報告)
小雪 - secret zoneの君がくれたものが合いそうな作品だな・・・とにかくいい作品でした! (2020年4月23日 10時) (レス) id: 39e636922e (このIDを非表示/違反報告)
彼方。 - 泣いた。は??泣いt(((( 何か物事全部うまくいくわけやないんやなって思いました…大切な人との時間はその人以上に大切にしなあかんわ!!!!!好きです。rbrさんの方も好きですけど、こっちもめっちゃ好きです!!!!!これからも頑張ってくだしあ!!!!!! (2019年9月3日 11時) (レス) id: 16501d6f8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月雛 | 作成日時:2019年8月18日 2時