#12 ページ12
em「これらの事から推測するに、Aさんの言うお友達は半妖である可能性が高いですね」
「半妖……?」
em「半分は妖怪という事ですね。そして、おそらく妖気の薄い妖怪なのだと思います。」
「そうなんだ…」
em「だから、素手で触られてしまうと妖術で保っている体が崩れてしまうのではないでしょうか」
「だから革手袋してないと触れないんだ」
em「そのようです。ですから、触れてしまえば彼は消えてしまいますね」
「消えちゃうんだ…」
本のページをペラペラめくってみるけど、他にはなにも情報を得られなかった
em「Aさんは彼が好きなんですね」
「は………!?」
em「だってこんなに真剣になって…可愛らしいですね、恋する乙女というのは」
「は、え!?こっ、恋、?」
em「相手が誰であろうと私は応援していますから。大丈夫ですよ」
「恋なんかじゃ………」
動揺を隠すために紅茶を一気に飲む
em「実は私もAさんくらいの時、半妖の女性に一目惚れしてしまった事がありまして」
「え、エミさんも!?」
em「ですがまぁ…想いを伝えた日から彼女は私の前に二度と姿を現しませんでした」
「え…?そうなんですか?」
em「いえ、今のは気にしないでください、私は応援してますから!」
「エミさ」
tn「Aー!!チーノとショッピが呼んでるで!」
em「トントンさん!静かにしてください図書館ですよ!」
tn「す、すまんwww」
135人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かみぶくろ - 初めて小説で号泣しました…emさんの好きな人ってスキマ妖怪の人ですか?!気になるぅ… (2021年4月29日 19時) (レス) id: 0442811e47 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 部屋で一人で見てたんですが、泣きました。×××。で二人幸せになってほしいな。 (2020年5月14日 20時) (レス) id: 62683d4e75 (このIDを非表示/違反報告)
クリーパー - え、好きです。 めっちゃ好きです! 近くに友達居たんですけど、部屋出てった瞬間涙が溢れでてきました。 終わり方AもBも好きです! ×××。も素敵でした! (2020年4月27日 15時) (レス) id: 33077900eb (このIDを非表示/違反報告)
小雪 - secret zoneの君がくれたものが合いそうな作品だな・・・とにかくいい作品でした! (2020年4月23日 10時) (レス) id: 39e636922e (このIDを非表示/違反報告)
彼方。 - 泣いた。は??泣いt(((( 何か物事全部うまくいくわけやないんやなって思いました…大切な人との時間はその人以上に大切にしなあかんわ!!!!!好きです。rbrさんの方も好きですけど、こっちもめっちゃ好きです!!!!!これからも頑張ってくだしあ!!!!!! (2019年9月3日 11時) (レス) id: 16501d6f8c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月雛 | 作成日時:2019年8月18日 2時