検索窓
今日:14 hit、昨日:4 hit、合計:2,651 hit

作り笑いが28 ページ30

Aside

私はこの本丸で初めて無表情になった。結局こうなってしまった。情がなくて本当にありがたいと思う。そのくらい私はひん曲がった性格で冷たい女だ。


今剣「ぼくたちがしゅつじんもえんせいもいかなかったのはわるかったです、でも、それはあるじさまがすきであるじさまだけしかめいれいをきないかないからで!!」

「…お話は以上ですか?」


見習いは小さく悲鳴をあげた。一部の刀剣男士は気づいたのだろう。私が無表情でいるのを。粟田口の方々は小さい子達に見せないように目をつぶるように言っている。

それは今剣にもだった。岩融が今剣の目を塞いだ。

もうほとんどが気づいているのだろう。


「ちゃんと話さない?私は今現状を話していますが?それに私はいなくなることを仮定して言ってますが?」

志緒「A様、」

「私、なにか間違っていたことを言いましたでしょうか?」

志緒「A様!おやめ下さい、!そんな怖い顔、!」


見習いはそう言って私の手を掴んだ。反射的にその手を払う。


「おやめ下さい、私、触られるのは嫌いなんです」

志緒「っ、…」

加州「あ、主」

「…なんでしょう、加州清光様」


加州清光の方は見ずに周りを見る。ほとんどが怖がっているのが分かる。


加州「ごめん、俺たちが勝手で、俺たちはただ、主に戻ってきて欲しかっただけで、」

「…かまって欲しかったってことでしょうか?」

加州「、う、うん、本当にごめ、ん、」

「そうですか、分かりました」


私はそのまま大広間を出た。

やってしまった。こんなつもりじゃなかった。怒っていたが、こんな風に言うつもりもなかった。


「最悪だ、逆らってしまった」

作り笑いが29→←作り笑いが27



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:一ノ瀬ミルク | 作成日時:2022年9月18日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。