黒服の秘密のお仕事

10 side紫耀 ページ10

雑誌の撮影
海人がソロの間

俺が次の衣装に着替え終えて
岸くんとジンと廉が休憩してる机に向かう


ジンが話してるのが聞こえて
注意がそれる

「…で行ったらBARで平野さんが居てさ」
「！うわっ」
「危ないっ！…紫耀…よく今ので転けなかったな」

岸くんが転けかけた俺に近寄って
無事か聞いてくる

「…俺も…ビックリしたぁ…」
「足カクってなってておもろかったで」

座って俺が来るのが見えてた廉が
ニヤニヤしながら言うとジンが

「うそっ俺も見たかった」

と廉とニヤニヤし合う

二人を無視して岸くんの横に座って
机の上の水を引き寄せて

飲む訳でもなく
ラベルを読む

「……おもろ」
「廉、言うなって…じゃぁ、続けよっかな。浜田さんと飲もうと思ってBARに行ったら、平野さんが働いてて」
「え？あの人三階の人ちゃうの？」

ジンの話を廉が止めながら
会話してる


「月曜日だけBAR手伝うんだって。月曜日は暇だから、暇すぎたら平野さんは帰されるんだって。月曜日だけみたい。浜田さんに確認してから行ってね。BARだからね」

へぇ……
月曜日はBARを手伝ってるのか


「30分位しか話出来なかったけど、パーティで会う時とイメージ違って……可愛らしかった……けど色気も出てた」
「なにそれ、最強やん」

「いや、浜田さんと話してる時は砕けてて可愛らしくなるんだけど、大坂さんも来ててさ、大坂さんが居る時のシェイカー使いが…めちゃ色気出てた」

「え……それは関係が妖しいやつ？」
「そう思って、平野さんが帰った後に浜田さんに聞いたらさ、シェイカー教えたのが大坂さんで、大坂さんの色気をそのまま教えられたからだって。初めに気付いた浜田さんが教え直したんだけど、大坂さんの前だと戻るから店では組ませられないんだって」
「ほぇ〜大坂さん直伝の色気なら…ヤバそうやな」


「…紫耀も見てみたい？」


「へ？」

「いや、バッチシ聞いとったやろ」



「俺らでやる紫耀の誕生日会、当日じゃなくなるけど、月曜日にして二次会はBARに行く？それとも当日に集まってご飯食べに行く？どっちか紫耀が選んでいいよ」


どっちって言われても……

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