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「俺…
上手く誤魔化したり
嘘ついたりするの苦手で…だから堂々と彼女が居ないって言えるように…彼女は作らないんだよ」

ドアからゆっくり歩いて

抑揚のない声で

「だから…誰に告白されても付き合わない」







私に
……言ってるよね

告白もしないで
距離を置かれるなんて

一番最悪の事態だ
はやく誤魔化さないと…


手先が冷たくなって
誤魔化し方がわからなくて

どんどん近づいてくる紫耀くんの気配が




私の前で止まった

握りしめて白くなった手にそっと

「も〜…こんなんなるまで握っちゃって……痛いでしょ」




ゆっくりと解いていく

両手が紫耀くんのとで挟まれて
体温をわけてくれるかのように
包み込む

「俺…彼女は作らないって覚悟出来たのは、好きな人が居なかったからなんだよね。……だから…好きな人が出来たら…どうしたら…いいのかな」



どうしたら…いいのか…

「…事務所に相談…してみては…」
「そぅいうんじゃ無くて……女の子的には…やっぱり彼女になりたいよね?」



「…一般的にはそうなんじゃないですか?」
「ゆうさんは?俺の彼女になりたい?」


彼女…
彼女になりたいか…?

彼女に…
彼女に…?


「俺の彼女になれなかったら…ゆうさんは俺の事…嫌いになったりすんの?」
「それは…別問題だと思います。それだけで嫌いにならないでしょう?」


紫耀くんの眉間に皺が…

包まれた手にぎゅっと



強い力がこもって





「こうやってゆうさんに…堂々と触れる事ができる…俺以外の男が…居ると思うと………っ叫びたくなる」

「…?誰もそんな事しませんよ?」
「彼氏…居ない?」
「いませんよ…」


「俺は手を触ってるよ…嫌じゃない?」

何を聞きたいんだろう…
悩んでる顔の眉間に皺が
自信なさげな表情に見えていく


「嫌じゃないですよ…どうしたんですか?」




「いや…回りくどいよな…気持ちを言葉にしないで伝えるって…めっちゃムズいな……あ!そうだゆうさん、嫌なら逃げてね」


手が紫耀くんに引き寄せられ
顔が胸板にぶつかる手前で
ふわっと包まれる

紫耀くんの香りがした…
と思ったらすぐ

パッと離れる


「嫌ならちゃんと…逃げなよ」


確認するように
念を押されて


私は二回目の


紫耀くんの腕のなかに いた

37 side紫耀→←35



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しろ(プロフ) - こころさん» いつもありがとうございます!やっとドキドキまで来たので、ここからは好きな彼の表情や姿で想像して下さいね!こっからはネチネチいきます(笑) (2022年1月24日 19時) (レス) @page36 id: 5865d39538 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - めっちゃドキドキします(^。^)毎日の更新されているか見に来るのが日課になってて楽しみです! (2022年1月24日 9時) (レス) @page35 id: f2c5e943bf (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - かつみさん» ありがとうございます!いえいえ!ご明察通りでした。読んでくださる方で、わかって頂けた方がいて…不謹慎かもしれませんが、嬉しいです(o^^o) 何時までも彼らが大好きです(*´艸`)キャ (2022年1月18日 15時) (レス) id: 5865d39538 (このIDを非表示/違反報告)
かつみ(プロフ) - 謝らないでください〜、別にイヤとかそんなんじゃなく私が思ってる昔Jrにいた方なのかなーって思っただけで。こちらこそすみません(>_<) (2022年1月18日 13時) (レス) id: 7b9e68d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - かつみさん» コメントありがとうございますm(_ _)m 一応活動されてる方を選びましたが不評あれば名前変えます(汗) 彼の出来ない事をフォローできるホテルはこのメンツかなぁ…と思っただけですm(_ _)m 大好きですm(_ _)m (2022年1月18日 9時) (レス) id: 5865d39538 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しろ | 作成日時:2022年1月4日 15時

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