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変な顔の浜田に
さっきの話をしてみると
「明日の報道は副社長側には話が直前報告だったらしくて…ちょっと…怒ってたぞ。だけど、見てください、はダメだ。記事の目的がミエミエすぎてどこも得をしない。紫耀が叩かれかねない」
「ほら〜だからダメですって。はい、約束ですよ、部屋帰って寝ましょう?」
「いや…もぅ俺、何か言う…」
え〜…
そんなムキになるところかなぁ
「ちょっと待ってろ」
と言って浜田は電話をし始めた
立ったままだったのでカウンターに座る
「も〜寝ようよ〜。疲れた顔してたら心配するって…」
「誰が心配するん」
「ファンが」
「どっちにしろ記事が出たら減るし」
頬杖つきながら
足をブラブラさせる
も〜この人寝る約束なかった事にしてるし
「それでも。減るファンが最後に見るのは、疲れきった紫耀くんなのは、見過ごせない。ファンじゃ無くなるなら、余計にカッコイイ紫耀くんを見せないと悔しい」
後ろに立ってた紫耀くんに
両肩を掴まれて
グルっと回転して
紫耀くんの方へと向きを変えられる
「カッコイイ俺を見せたいから?」
いきなり近づいた距離に
息がとまる
なんて聞かれたんだっけ
なんてキレイな瞳…
「…ゆうさん…」
もっと
ダメだ
「……完全に私情ですすみません…」
「おい、今イチャつくな。…副社長と話ついたぞ。明日の朝、迎えに来るマネージャーにも伝えとくから、言いたい事決まったら連絡しろって…取り敢えず離れろ」
紫耀くんが視界から外れる
掴まれてた肩から順番に離れ
止まってた息が
ようやくできる
心臓が止まるかと思った
どうしよう
あの表情も…好き
笑顔じゃなかった
何の感情がのっているのかわからない
ただ私を見てる
普通の表情なのに
見られると動けない…
座った紫耀くんが
もう一度立ち上がって私の前に来て
肩とイスの背もたれを支えながら
さっきとは違ってゆっくり回転してくれる
カウンターの正面に向いた後
私の頭をポンポンと
慰めるように撫でてから
紫耀くんは隣に座った
恥ずかしい
机に伏せて顔を隠した
私のイスの背もたれに
紫耀くんの腕が回ってるのがわかる
背中にあたる腕
ギリギリ腰に触れてない大きな手
さっき私の目の前にあった紫耀くんを
ずっと見ていたかった
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しろ(プロフ) - こころさん» いつもありがとうございます!やっとドキドキまで来たので、ここからは好きな彼の表情や姿で想像して下さいね!こっからはネチネチいきます(笑) (2022年1月24日 19時) (レス) @page36 id: 5865d39538 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - めっちゃドキドキします(^。^)毎日の更新されているか見に来るのが日課になってて楽しみです! (2022年1月24日 9時) (レス) @page35 id: f2c5e943bf (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - かつみさん» ありがとうございます!いえいえ!ご明察通りでした。読んでくださる方で、わかって頂けた方がいて…不謹慎かもしれませんが、嬉しいです(o^^o) 何時までも彼らが大好きです(*´艸`)キャ (2022年1月18日 15時) (レス) id: 5865d39538 (このIDを非表示/違反報告)
かつみ(プロフ) - 謝らないでください〜、別にイヤとかそんなんじゃなく私が思ってる昔Jrにいた方なのかなーって思っただけで。こちらこそすみません(>_<) (2022年1月18日 13時) (レス) id: 7b9e68d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - かつみさん» コメントありがとうございますm(_ _)m 一応活動されてる方を選びましたが不評あれば名前変えます(汗) 彼の出来ない事をフォローできるホテルはこのメンツかなぁ…と思っただけですm(_ _)m 大好きですm(_ _)m (2022年1月18日 9時) (レス) id: 5865d39538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろ | 作成日時:2022年1月4日 15時