検索窓
今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:7,127 hit

吹奏楽部と×××××_7 ページ8

部活が終わった。

今日は大分調子がいい。演奏でミスもしなかったし、
声もきちんと出せたと思う。
どれもこれも渡瀬のおかげだ。

空には雲が多く、時間のわりに暗かった。

俺は、昨日渡瀬と遭遇した音楽室へと足を運んだ。

「やあ、今日も来たのかい?」

柔らかい声が耳に入った。
薄暗い部屋の中で透き通るような浅葱色の髪を揺らし、彼奴は微笑んでいた。

「あぁ、礼を言いたくてね。」

こちらを振り返り、少し驚いた様子で目を見開く渡瀬。

「礼?」

「うん。」

「んー。僕、なにかしたかい?
まぁどちらにしろ退屈だから...来てくれてとても嬉しいよ」

「来てくれたお礼に、1曲演奏させてもらってもいいかい?」

歓迎されているのは嬉しい。
しかし礼を言うつもりが、逆になってしまっている...
でも此奴の演奏聞いてみたいかも。

「うん。是非聞いてみたい」

「ふふ、ありがとう。」

かけて。と案内されたのは教室と同じ何の変哲もない椅子。
だが俺には渡瀬の演奏を聞くための特等席に感じられた。

そして
渡瀬の白くて細い指が無機質な鍵盤に触れた。

_______________________________

クソザコ更新ですみません!
許してください何でもしますから!(なんでもするとは言ってない)

吹奏楽部と×××××_8→←吹奏楽部と×××××_6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
設定タグ:オリジナル , 創作 , とある学校の七不思議 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白しらす | 作成日時:2019年5月13日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。