あの子のヒミツ。*tk×in* (ページ2)

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1..日常ページ2

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いつも通り、ガヤガヤしている教室のドアを開ける。

［はよーたかぎー］

｢俺は“き”ですーはよ｣

［おはよ、たかぎ］

｢もーみんなして何？笑｣

自分の席につくまで何人かと挨拶を交わして。

yb｢おはよーさん｣

hk｢よーたかき｣

｢薮くん、光くん、おはよう。あれ、有岡くんは？｣

いつもの薮くん、光くんに挨拶。

でも有岡くんはどこに..？

hk｢今日はあれだろ？彼女と登校する日。あ、ほら見てみ？下｣

｢うっわ...ここ学校だぞ..笑｣

窓から下を覗けば裏庭がある訳で。

そこのベンチで朝からちゅっちゅしてる有岡くんと彼女さん。(有岡くんが一方的にしてるだけ)←

yb｢にしても有岡のクセに可愛い彼女捕まえたよなー｣

hk｢なんだっけ、1年のぷりんせす？｣

yb｢素晴らしいほど平仮名だな｣

｢ははっ、やまだくんだっけ？｣

俺らより2つ下の後輩、山田涼介くん。男子校だけど、その端正な容姿からいつしか1年の“ princess ”と呼ばれるようになっていた。

hk｢そーそー！山田くん！あの子、ぷりんせすって呼ばれるだけあって学年関係なく人気はんぱないからね｣

yb｢いつ狼に襲われてもおかしくねぇな｣

光くんに同意するように頷く薮くん。

｢へえ、有岡くんってそんなに人気な子捕まえたんだ.. ｣

思わず、そんな言葉がこぼれた時、ドアが勢いよく開いた。

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