【不機嫌なモノノケ庵】もう一人の奉公人は四神使い

二ノ怪−蟻犠−(壱) ページ9

−Ashiya side−


昨日、安倍さんが祓ってくれたおかげで体が軽くなった！




最初はモジャモジャは不気味で怖かったけど今はなんか寂しいな




いやいや、暗くなってたらだめだ！




今日はやっと教室に行けるんだ！




楽しみだな〜




芦「おはよう母さん！」




芦母「おはようハナエ！もう体調は大丈夫なの？」




芦「うん、心配かけてごめんね。じゃあいってきま･･･」




芦母「あっハナエちょっとまってて！」




芦母「祝☆全快！！元気になってよかったわ」




芦「母さん！！気持ちを花束で表現するクセやめて！！」




まったく母さんのこのクセはどうにかなんないのかな








−職員室−




芦「あの、これ母からです 担任の先生にって」




担任「あ、ありがたく頂くよ」




担任「初日だし私と一緒に行こう」




芦「ありがとうございます」




担任「病み上がりなんだから無理はするなよ」




担任「まず私が芦屋を紹介するから一言挨拶してくれ」




芦「挨拶！？うわっ、転校生みたい 先生、俺一発芸とかできませんよ」




担任「そんな気合入れんでも･･･。みんなにはお前のこと話してあるから安心しろ」




芦「あ、そうなんですか」




ようやくオレも今日から普通に学校に通える！




ちょっと緊張するけど楽しみだなー♪




担任「1年2組 ここがお前のクラスだ」




芦「あ！ここが･･･。うおおおおおおおお妖怪！！！！！！」




担任「は？妖怪？」




芦「あ、いや、よ･･･よう･･･ようか･･････了解！！です！！」




完全に見える体質になってしまった




こんなんで普通に過ごして生きていけるんだろうか




担任「えー、前にも話したが体調不良で休んでいた芦屋が今日から教室に来れるようになった」




芦「えっと、はじめまして 芦屋花繪です よろしくお願いします！」




男子1「お前男かよ！」




男子2「騙されたー！！」




担任「騙してないだろ 黒髪で家は生花店で体の弱い子名前はハナエ」




男子1，2「どう考えてもそれ女子じゃん！！」




担任「よし紹介はこれで終わり ホームルーム始めるぞー」




担任「芦屋は出席番号は一番だから窓側の一番前の席だ」








−Kamiyama side−




芦屋くんが自分の席についた




芦屋くんすごい百面相してる




ぼっちとかマジ無理とか思ってるんだろうな




あ




芦「おはよー、一週間遅れたけど今日からよろしく！」

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