【不機嫌なモノノケ庵】もう一人の奉公人は四神使い

一ノ怪−厄始−(漆) ページ8

芦「安倍さんすみませんでした！祓えないとかからかってるとか失礼なことを色々申しまして」




安「あ？別にいい。慣れてるし」




芦「神山さんもすみませんでした！」




「いいよ、知らなかったんだし。いやでも疑っちゃうよ。私達も説明せずに始めちゃったしごめんね」




芦「神山さんは見たまんまなんで分かるんですけど、安倍さんって実はいい人ですよね」




安「は？」




芦「あのモジャモジャのために遊んでくれたりオレのことも何だかんだで助けてくれましたし」




芦「本当にありがとうございました(ﾆｺｯ」




安「礼なんていらねぇ」




芦「そんな照れないでくださいよ！」




「あら、イツキ照れてるの？」




安「照れてねぇよ」




ちょっとぐらい素直になってもいいのに




安「礼は要らねぇから今日のお代 100万払え」




芦「ひゃ、100万円！？そんなにするの！？」




安「当たり前だ」




芦「オレ高校生ですよ！そんな大金持ってません！」




安「だろうな。明日から俺の仕事を手伝えそこからバイト料を」




芦「働きませんっ勝手に決めないでください！」




芦「妖怪を祓うなんてできないし、代金なら普通のバイトして払います！」




「それは無理じゃないかな」




安「俺がほしいのは隠世の通貨で100万怨」




安「もし払わず逃げたら、今度は祟られたら本当にやばい妖怪に借金取りに行かせるから」




芦「あ、そんな、嫌だ！！！！」




こうして私達物怪庵と芦屋くんと妖怪の高校生活が始まった

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