Dear Destiny ~僕が見える君と~

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『で、羨ましいっていうのは？』


「あぁ、君は会いたい時に僕を呼べるけど
僕からは呼べないでしょ？」


『今の話だとそうだね』


「それが羨ましいってこと」


『ん？』


「何回か君に呼ばれてない時に
どうにか会いに行こうとしたんだよ」


『行けた？』


「いや、行けない。
ここには来れるようになったけど
そんなタイミングよく君はいないし」




『方向音痴？』なんて笑う君は
真剣に悩んでる僕の気持ちなんて全然分かってない。




「君が僕を呼べることもまずおかしいんだけどね」


『そう？』


「あ、もしかして…」


『……え？私、人間じゃないってこと！？』


「君は人間だよ。笑」




思い込み激しいタイプ？笑

本当に感情忙しい人。




「まぁ、バルコニーに出る時は僕が必要だけどね」


『もしかしたら私1人でも出れるかも…』


「何が起きても僕は知らないよ？」


『…そんな怖いこと言わないで』




面白がって言ったことだったのに
自分の腕を自分でさすって身震いしてる。笑

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