来ちゃいました。 ページ10
「……んー、やっぱ早く着きすぎた?」
バイクをかっ飛ばして帝丹高校に付いたものの新一の姿は見当たらない。
いや、でも割とみんな下校し始めてるんだけどなぁ。
校門から出てくる高校生たちに誰だという目で見られ、何かコソコソと言われている。
何かっていっても全部聞こえてるんだよね…
(おい、見ろよ!!あのお姉さんすげーかっけぇ!!バイク似合いすぎだろ)
(あぁしかもすげぇ美人!!!でもなんでこんなとこにいるんだ?)
はははっ、カッコいい&美人だなんて照れるなぁ。
よし。この子達に新一の居場所を聞くか。
「ねぇねぇ」
「「え!?」」
え、めちゃくちゃびっくりされたんですけど!!!
まぁいいや。
「新一……えーと、工藤新一知らない?」
「く、工藤の知り合いっすか!?」
あ、良かった。新一のこと知ってる子で。
「んー、えーとまぁそんなとこかな?どこいるか分かる?」
「工藤ならもうすぐ出てくるとおも…「Aさん!!!」
「あ、新一だ。やっほー」
新一が焦りながら私のとこまで走って来ている。
そんな新一に私はヒラヒラと手を振った。
「ありがとう、おかげで新一見つかったよ。」
「いえいえ!!!俺ら何もしてないんで!!!」
新一の居場所を教えてくれようとしていた子達にありがとうと告げると、すごい笑顔で帰っていった。
元気だなぁ高校生。
「Aさんっ、なんでこんなとこ来てんの!?」
息を切らした新一がようやく私の目の前までたどり着いた。
「んー、何でって……新一に会うため?」
「……はぁ。とりあえず俺ん家行こ。ここじゃ目立ってるからAさん。」
「え?目立ってる?」
「思いっきりな。周りが窓見ながらザワザワしてっから何事かと思ったら、校門にAさんがいるから焦ったぜ……」
そう言われて校舎の窓をみると大量の高校生がいた。
私が向いた瞬間、手を振ってくれたからわたしも振り返した。
「かわいいなぁ高校生。」
「……ほんと能天気だなAさん。」
なぜか不機嫌な新一。
んー、バイクで来るのがまずかったかな。
今度は歩いてこよう。
「今度から気を付けるよ。……あ、新一後ろ乗る?」
「いや、いいよ。もっと目立つし。」
「そっか、じゃあ私も歩くか。」
この後、新一の家で2時間近く色々話した。
レモンパイは半分以上新一に食べられた。
まぁ、新一のために作ったからいいんだけど。
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青龍 葵(プロフ) - 脱字があります!「すぐ帰ります」で「…ちょっと○○そんに会って欲しい奴がいるんだ」の『○○そんに』とは何でしょうか? (2018年7月26日 17時) (レス) id: 970e92a440 (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 零さん» 返事おくれました!嬉しいコメントありがとうございます!頑張ります! (2017年5月7日 23時) (レス) id: fb8724423b (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - いつも楽しみに読んでます!!続編も頑張って下さい! (2017年4月30日 21時) (レス) id: f4f2fc359b (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます! (2017年4月30日 19時) (レス) id: a2b81a1195 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - とっても面白いです!!更新頑張って下さい (2017年4月25日 3時) (レス) id: 0cdca89a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:祐 | 作成日時:2017年3月30日 23時