検索窓
今日:225 hit、昨日:61 hit、合計:2,711,463 hit

絶対守ります。 ページ36

私はバスに入ってすぐに犯人が置いていったと思われる拳銃を手にする。



「あなた何してっ!?」



びっくりしている哀ちゃんを抱き抱える。



「ごめんねっ、お願いだから私に抱きついていて。あなたの居場所はちゃんとあるから」


ーーバンバンっ!!!



私はそう言いながらバスの後ろの窓に銃弾を撃ち込む。


そして、穴を開けたことによって脆くなった窓ガラスに飛び込む。

それと同時に爆弾が爆発し、爆風によって飛ばされる。


決して離さない。私は哀ちゃんをつよく抱きしめた。


ーーズサーッッ!!!


「ーーっ!!!」



着地が上手くいかず背中から地面に打ち付けられる。

これはきっと擦り傷だらけだ。

けど、そんなことはどうでもいい。




「大丈夫!?哀ちゃん!!!」

「灰原っ、Aさん!!!大丈夫か!?」



私が声をかけると同時にやってくるやってくる小さな名探偵。

遅いよ……それにコナンだってこと忘れてるよ。Aさん呼びになってる。



「なっ、なんで私をっ……」



けど、哀ちゃんはそんなことを気にしていないようで私の腕から少し離れて泣きそうな顔をしている。



「決めてるの。哀ちゃんだけは絶対守るって。……ケガしてない?」


「え、うん…」


「それはよかった。でも、ごめんね私の血で我慢してね。」



私は自分の腕から出ている血を哀ちゃんに擦り付けた。

するといいタイミングで高木刑事がきた。


私はコナン君に目配せをする。

するとコナン君は高木刑事に哀ちゃんを病院に連れていくように頼んだ。



その間に私はコナン君達から離れる。

すると、気が抜けたせいか膝から崩れ落ちそうになる。



「うわっ、やばっ…「大丈夫か。」


「あ、赤井さん…すみません。」



ほんとこの人はいつもいいタイミングで…

崩れ落ちそうになった所を、赤井さんの手によって助けられ、それからそのまま私の手を自分の肩に回して支えてくれた。




「相変わらず随分と無茶をするな?」


「ははっ、これは私の使命でもありますからね……」


「あまり抱えこむのも良くない。」


「……肝に銘じておきます。」



こんなとこコナン君に見られたら一巻の終わりだななんて思いながら肩を借りて歩き事情聴取を行うために警察の車に2人で乗り込んだ。


まぁ、親切な人が肩を貸してくれたとでも言っておけばいいよね。



こうして、バスジャック事件は幕を閉じた。

一応怪我人です。→←私のエゴです。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1031 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2165人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , トリップ , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

青龍 葵(プロフ) - 脱字があります!「すぐ帰ります」で「…ちょっと○○そんに会って欲しい奴がいるんだ」の『○○そんに』とは何でしょうか? (2018年7月26日 17時) (レス) id: 970e92a440 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 零さん» 返事おくれました!嬉しいコメントありがとうございます!頑張ります! (2017年5月7日 23時) (レス) id: fb8724423b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも楽しみに読んでます!!続編も頑張って下さい! (2017年4月30日 21時) (レス) id: f4f2fc359b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます! (2017年4月30日 19時) (レス) id: a2b81a1195 (このIDを非表示/違反報告)
- とっても面白いです!!更新頑張って下さい (2017年4月25日 3時) (レス) id: 0cdca89a6a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2017年3月30日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。