お怒りみたいです。 ページ26
｢そろそろ落ち着いたかな？｣
私がそう言うとこくんと頷く哀ちゃん。
こんな時に不謹慎かもしれないけど…
か、可愛い…。
最初はツンツンだった哀ちゃんが私の前で泣いてくれるまでになるとは…
ーーprrrrrrr
…誰だよ、哀ちゃんと天国のような時間を過ごしているというのに邪魔するやつは!!
｢はいもしもし!?｣
｢A。いまどこにいるんだ｣
げっ!!?降谷さんだ…
もしかして家に帰ってきちゃったみたいな？
哀ちゃんを元気づけることばかり考えすぎて、降谷さんのこと忘れてた…
やばいやばい…
｢あ、いやっ、その決して外出をしないという約束を破ろうとしたわけではっ…｣
｢いいから、今どこにいるんだ。｣
｢べ、米花町です…｣
｢はぁ…ったく、今から迎えに行ってやるから大通りに出てろ｣
｢は、はい。申し訳ございま…ーーブチッ。ツーツー。
え、ブチッて切れた？
これは相当お怒りだ……。はやく帰らねば。
｢ご、ごめん哀ちゃんっ!!!私急用できちゃって…｣
哀ちゃんの顔を見ながら謝る。
私から話そうっていったのにこれはあんまりだよね…
と、思っていたのに哀ちゃんは少しだけ笑っていた…
｢今の電話の相手が、さっきの話で言ってた人？｣
｢そ、そうだよ？｣
｢……あなた怒られてるのにすごく幸せそうだった。｣
｢え？｣
｢……私も見つけるわ。だから、またここに来てくれる？Aさん。｣
｢………哀ちゃん…うん!!絶対来るよ!!｣
そう言うとまた笑ってくれた哀ちゃん。
満面の笑みではないけれど少しは心を許してくれたみたい。
｢それじゃあまたね！｣
私は晴れた心で阿笠邸を出た。
最後手は振り返してくれなかったなぁ…
まぁ、これからもっと仲良くなればいっか!!
｢って、あれ？コナン君？｣
｢あっ、Aお姉さん!!どうだった？｣
阿笠邸から出ると家の前で座り込んでいたコナン君と博士。
まさかずっとここにいた…？
｢んー、私が一方的に話して終わっちゃった。けど、少しは良くなったと思うよ。｣
｢そっか。ありがとうAお姉さん！｣
｢いえいえ。でも私にはこれ以上何も出来ない。だから哀ちゃんの事よろしくね？………名探偵くん？｣
｢えっ？｣
降谷さんにこれからこっぴどく怒られるんだ。
少しくらい意地悪させてよね
こうして私の休日は終わった。
まぁ、家に帰って降谷さんから大説教をくらったのは言うまでもないことだ。
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青龍 葵(プロフ) - 脱字があります！「すぐ帰ります」で「…ちょっと○○そんに会って欲しい奴がいるんだ」の『○○そんに』とは何でしょうか？ (2018年7月26日 17時) (
レス) id: 970e92a440 (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 零さん» 返事おくれました！嬉しいコメントありがとうございます！頑張ります！ (2017年5月7日 23時) (レス) id: fb8724423b (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - いつも楽しみに読んでます！！続編も頑張って下さい！ (2017年4月30日 21時) (レス) id: f4f2fc359b (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます！ (2017年4月30日 19時) (レス) id: a2b81a1195 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - とっても面白いです!!更新頑張って下さい (2017年4月25日 3時) (レス) id: 0cdca89a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祐
| 作成日時：2017年3月30日 23時
