第33話 ページ34
A「ぅぅ・・・」
環「大丈夫?A?」
A「大丈夫だよ・・・心配してくれてありがと・・・」
手を伸ばすけど片目だから上手く見えず膝をついてくれてるのに頭の位置が上手くわからない・・・
そうしてると環が私の手を握って頭にのせた
環「こう、したかった?」
A「そう、・・・片目が見えないだけでこんなに不便なんだね・・・」
壮五「僕たちも出来る限りフォローします」
大和「そーそー、いつもフォローしてもらってんだからこういうときくらい頼れよ、な?」
A「・・・そうだね、今回ばかりはお願い」
ガチャ
誠也「連絡とれました、お嬢様、本日の衣装振袖から花魁着物に変更致しました
傷は眼帯と前髪で隠す方向でとの事です」
A「まぁ、しょうがないね、ありがとう」
母「こっちも良いでしょう、目の充血は何とかなったし、傷はカーゼをして眼帯をしてちょうだい」
誠也「かしこまりました」
母「それじゃ私は帰るわね、それじゃ」
A「ありがとね」
A「私たちも行こう、そろそろ準備しないと」
紡「はいっ!みなさんも車に乗ってください」
そして私たちはスタジオに・・・
メイクさんに傷を凄く心配されたし、別の方で、おでこから片目全くメイクできないからどうしようか困ってた・・・
まぁでも流石プロ、綺麗に衣装に合わせてメイクをしてくれた
人手を借りながら着物に着替えさせてもらって・・・
出来上がった姿を鏡で見たら・・・
A「なんかキャバ嬢みたい・・・」
誠也「仕方ありません、元々お嬢様の体型ではどんな服を着てもそうなってしまいます」
A「わかってる、誠也は良いよねぇ、目の保養だもん」
誠也「あのなぁ・・・俺はむしろ逆だ
誰がAのそんな姿を見せたいと思う」
A「意外・・・って言うか過保護だよ」
誠也「過保護で結構、俺はお前を守れればそれでいいんだよ」
A「へぇ、カッコいいね、って言うか普段もそうやって喋ってよ、昔はそんな風に話してくれたじゃん」
誠也「命令じゃないだろう」
A「じゃあ命令、ね?」
考えるそぶりをして誠也は・・・
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作者名:さっちゃん | 作成日時:2016年12月3日 1時