第19話 ページ20
龍に指摘されて思わず恥ずかしくて俯いちゃったけど・・・
どうしよう・・・恥ずかしすぎて顔が上げられないっ
そう思ってると
龍「Aちゃん、顔あげて?」
A「っ、・・・」
ゆっくり顔をあげると優しい顔をして私を見下げていた龍
龍「ごめんね、Aちゃん男が苦手になってると思って・・・けど俺が我慢すれば良かったね・・・恥ずかしい思いさせてごめん」
え・・・龍が言ってくれたのは私の為・・・?
A「ゎ、私こそごめんなさい・・・」
ダンスの時はいつもしょうがないと思ってたけど、龍は違ったんだね・・・
A「ありがとう、私を想ってくれて・・・龍の言葉、嬉しかった」
龍「そっか・・・俺はAちゃん自身を大事にしてもらいたいから、その・・・無闇に人に体を押し付けたりしちゃダメだよ?」
A「っ!ありがとう・・・龍は紳士だね・・・」
龍「そうかな・・・?」
A「うん」
そうだよ、だって普通の男なんか胸があたってもラッキー、としか思ってないから・・・
A「ぁ、最後までちゃんと踊れたね」
龍「うん、良かったぁ・・・」
A「ふふ、楽しかった」
龍「俺も、楽しかったよ」
曲が終わって龍が離れて一緒にダンスの輪から抜けようと歩き出した・・・
のに・・・
グイッ
A「きゃっ!?」
龍「Aちゃん!?」
ポフッ
?「やっと捕まえた・・・龍くん、A貰うよ」
龍「あ、はい、千さん」
千「ありがとう」
A「ちょっと千っ!」
千「ゴメンゴメン、でもAと踊りたいのにTRIGGERに先を越されちゃうし、女優さんの相手しなきゃいけないしで、全然来れなかったからつい、ね、許して?」
A「・・・しょうがないから許してあげる」
千「ありがとう、それじゃA」
跪いて手を差し出され・・・
千「私と踊っていただけますか、プリンセス」
っ!ふふっ、久々にノってあげるよ
A「はい、プリンス」
A「・・・で、なんでこうなった?」
千「さぁ?僕にもさっぱり」
こうなった、と言うのは・・・
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作者名:さっちゃん | 作成日時:2016年12月3日 1時