第18話 龍side ページ19
ー龍 sideー
Aちゃんを誘えて、ダンスの輪に入ったのは良いんだけど
龍「俺、あんまり上手くないかもしれないから・・・」
A「大丈夫、二人と練習したんでしょ?それに分かんなかったら言って?リードするから」
龍「ごめんね・・・カッコ悪いなぁ俺、Aちゃんにリードしてもらうとか」
A「そんなことないよ、ワルツなんて普通やんないし
私は小さい頃から覚えさせられたから出来るだけ
だから天と楽があれだけ出来てるのは凄いんだよ?
つまり、二人と練習してた龍も出来る筈だよ」
優しいなぁ・・・
でもそう言ってもらえると勇気が出るよ
龍「ありがとう、頑張るよ」
A「大丈夫、気楽に、楽しく踊ろ、ね?」
演奏が始まって・・・
えっと、どこに手を・・・
A「右手を私の腰に、左手は私の手を握って」
龍「あ、うん・・・っ」
A「少し添えるだけでもいいから」
龍「ぅ、うん」
えっと右手を腰に、左手はAの手を・・・
ギュッ
うわぁ、細くて柔らかい・・・///
って、俺は何を考えてるんだ!
そんなこと思っていたら
ドンッ
龍「わっ!?」
フニ・・・
A「っと、大丈夫?向こうターンする向き間違えてるし・・・って龍?」
龍「ぁっ///なっ、なんでもないっ///」
俺の腰より少し上辺りに柔らかいなにかがあたってることに俺は平常心を保つので精一杯ですっ
A「龍、こっち」
グイッ
龍「っ!?ごめん間違えてた・・・?」
A「ううん、またぶつかりそうだったから」
龍「あ、ありがとう、それよりAちゃん・・・?」
A「ん?」
龍「そ、その・・・ち、近く、ない、かな///」
A「・・・あぁ、ごめんね、気がつかなくて」
?、今一瞬、寂しそうな顔した・・・?
龍「ごめんね、俺・・・」
A「ううん、私こそ苦手なの知ってたのに」
女性が苦手ってことじゃなくてっ!
龍「いやっ、そうじゃなくてっ」
A「??」
龍「えっと///その、俺も男で・・・」
A「??・・・っ!ごっ、ごめんっ///」
真っ赤な顔をして俯くAちゃんに申し訳なく思ったけど、同時に
可愛いと思ってしまった・・・
ごめんね・・・?
ー龍side終ー
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作者名:さっちゃん | 作成日時:2016年12月3日 1時