第12話 ページ13
?「若いねぇ・・・お取り込み中すまないね、A今いいかい?」
A「お祖父様?どうしたの?」
祖父「これから挨拶回りをしたいんだ、一緒に来てもらっていいかな?」
A「わかった、じゃあ皆、私一旦抜けるけど楽しんでね、それじゃ」
祖父「すまないね君たち、少々お借りするよ、行こうか」
A「はい」
おじいちゃんの横に並んで社長たちに挨拶をして回った
アイドルをやってるお陰で顔は知られてるから自己紹介はそこそこで済んだ
けど、一通り挨拶したら御曹司たちに囲まれ、
やっぱり
『それにしても、テレビで見るより美しい、A様にはもう婚約者が居るんですか?』
A「ありがとうございます、今はまだアイドルの身、婚約者などいたらもうとっくにニュースになってしまいますわ」
『じゃあ婚約者は居ないんですね?』
A「ええ、でも私婚約者は取らないわ」
『え?』
A「お祖父様、いえ、この場合は華月社長ですね、社長に跡を継ぐ代わりに、好きな人と結婚する事を許すのを条件にさせてもらったのですわ」
『なるほど、ならば好きになってもらえれば良いんですね』
A「え・・・?えっと、まぁ、そういうことになりますわね」
嫌な予感・・・
『なら、貴女を落とします、この手で必ず』
ですよねぇ・・・
どいつもこいつもちょっと顔だけ良くて中身汚い男ばっか・・・
A「・・・私をそこら辺のバカな女と同じにしないでもらえるかしら?
簡単に落ちると思ったら大間違いですから
それでは、ご機嫌よう」
ドレスを翻してその場から離れ、シャンパンを貰って端の方へ
A「はぁ、社長たちの方が話しやすかった・・・」
?「そうなの?」
A「そうだったの、ん?」
隣を見ると
A「天!?な、なんでここに・・・楽と龍は?」
天「女の人達に連れていかれてたよ」
A「そう・・・ふふっ、大変だね」
天「それで?」
A「え?」
天「さっきの、話にくいのは誰?」
A「あぁ・・・御曹司の方、上から下まで汚い目で私を見るし、私を落とすとか馬鹿げた事言うし、ほんとクズだよね」
天「そうだね、ふふ」
A「何か可笑しい?」
天「だって・・・」
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作者名:さっちゃん | 作成日時:2016年12月3日 1時