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SVの続き
怒
「おい、お前それ本気で言ってんのか。っ……なんだよそれ!!他のやつ助けられりゃ自分はどうなったっていいっていうのか!ふざけんな!!命最優先にしろって言ってんだよ!!」
哀
「………俺は、最低な人間だよ。あいつの……親友の最期を看取れなかったような、最低な人間だ。………だからこそ、背負っていかなきゃなんねぇ。あいつの死を、自分の不甲斐なさを。」
楽
「折角だし、飲み比べでもするか?俺、酒には強いんだ。おいおい逃げるなよ、言ったろ?朝まで付き合ってもらうってな。くっ、ははは!!!そんなビビんなっての。」
フリー
「俺は神を信用していない。そもそも…神なんてものは、この世界には存在しないんだよ。分かったら、神頼みなんてしてないで己を磨け。いざという時、いやしないものに賭けるよりも、己でたたかったほうがが確実だ。」
【過去】
彼の家は代々受け継がれてきた神社の家系。家族や親戚の全員は神を信仰し、様々なことで神に頼ってきた。
彼もその1人だった。
彼の同級生……神無柚月は、神というものを信用していない。そういうことを考えるようになった過程(神無柚月の過去参照)を考えるとそれは必然のこと。
神無柚月と彼は仲が良かったため、彼のその"過程"を聞いた時、彼の中の神への信仰が揺らぎはじめた。
そして…地獄の夜がやってくる。たまたま、親戚全員が集まっていた時だった。クルウルが、彼の実家である神社を襲った。その時、彼を除くすべての人間が神に縋った。
助けてください、助けてください。
そういう声が聞こえてくる。狂っていると、彼はそう思った。
この状況で、逃げたり、隠れたりするほうが生存の確率は上がるというのに、この人たちは何をしているんだろうか。
彼は1人物陰に隠れていた。こんなに狂っている人たちでも、顔見知りの親戚だ。逃げることなんてできない。でも、彼らと一緒に神に祈ることなんてできなかった。
そして……彼はクルウルに全てが殺される音を聞いた。彼1人を除き、全員が殺されたのだ。
神に尽くし、神に祈った人は全て殺されるのにも関わらず、信仰が揺らいでいた自分が生き残ったのだ。……答えは明白だった。
この世界に、神なんてものは存在しない。
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なゆ。 - 蟹になりたいさん» レス出来てませんでした…。なんどもすみません。 (2023年3月24日 21時) (レス) id: f4d2a7af3f (このIDを非表示/違反報告)
なゆ。 - すみません。私非ログなので「http://plsk.net/276546」に移動していただいてもよろしいでしょうか?私が普段使用しているので安全だと思います…。お手数おかけしてしまい、申し訳ないです…。 (2023年3月24日 21時) (レス) @page36 id: f4d2a7af3f (このIDを非表示/違反報告)
蟹になりたい(プロフ) - なゆ。さん» もちろんです!!関係の話し合いって何処でされますか? (2023年3月24日 20時) (レス) id: 9c95b5a2ad (このIDを非表示/違反報告)
なゆ。 - コメント失礼します。「CYBER punk CITY」に参加しているなゆ。です。うちの暁姫と片桐一希様が同じ駆除課所属であり、何より一希様の人格にとても惹かれましたので、よろしければ関係を組ませていただきたいと思い、コメントさせていただきました。ご検討ください。 (2023年3月24日 15時) (レス) @page35 id: f4d2a7af3f (このIDを非表示/違反報告)
蟹になりたい(プロフ) - 了解いたしました! (2023年2月5日 12時) (レス) id: 9c95b5a2ad (このIDを非表示/違反報告)
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