メンバーにたった一人の女の子 〜短編集〜 ３ 〈フィッシャーズ〉

お留守番！ pk ver. ページ26

蓮
「お水いる？」

ぺけたん
「ケホッ……うん。ありがと……」

俺、今少し熱ある……苦笑

でも、2人が帰ってくるまでの辛抱……

ぺけたん
「何かして遊ぶ？」

蓮
「ダメ！ママが怒るよ！」

ぺけたん
「Aが…怒る？」

蓮
「具合が良くない時は、すぐに寝ることって！」

ぺけたん
「そ、そうなんだ…」

蓮
「早く寝なさい！ママに言いつけちゃうよ！」

ぺけたん
「わわ、わかった…」

俺らの体調を一番に気を遣ってくれるのはA……

蓮君が、「ぺけた、寝てなかったよ！」……なーんて言ったら……

『はぁ！？あんだけ寝てろって言っただろがー！』って、雷が落ちそう…←怖い怖い…

蓮
「パパがね、ベッド使っていいよって言ってたから。寝て！」

ぺけたん
「はぁーい…」

ベッドに入ると、バタバタ！と蓮君が水や薬を持ってきてくれた

なんて…いい子なんだ…←

カタッ…

蓮
「えっと…これがお熱を下げるやつで……こっちは風邪薬かな…？」

ぺけたん
「読めるの？」

蓮
「ママが書いてくれたの！ほら！」

付箋で分かりやすく書いてあった

蓮
「よいしょ…」

ぺけたん
「ありがとう」

動いたせいで乱れた布団を丁寧に直してくれた

蓮
「えっと……あ！体温計持ってくる！」

でも、随分としっかりしてるな〜←

持ってきてくれた体温計を受け取った

ぺけたん
「凄いね。しっかりしてるし」

蓮
「パパとママが、よくお熱出ちゃうから…」

ぺけたん
「そうなの！？…っケホッ！ケホッ…」

蓮
「大丈夫？」

ぺけたん
「大丈夫…wん、鳴ったね」

蓮
「えっと……うわぁ！た、高い！えっと……冷えピタ大丈夫？」

ぺけたん
「俺は大丈夫だよw」

すぐそこの棚から冷えピタを出てきた

せっかくだし…貼ってもらった←w

ぺけたん
「さすがは、マサイとAの子だw」

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