猫、隠れる ページ9
今剣
「くろねこをみませんでしたか!」
加州清光
「俺も見た。でも、何処にいるかはわからないんだよね」
千子村正
「さっき、私のところにいましたが…何処行ったんデスかね」
へし切長谷部
「お前たちも黒猫を見たのか」
刀剣たちは、あの黒猫を探し回っている。触れた刀剣、触れられた刀剣は身体の怪我が治り、しまいには自分たちの荒んでいた部屋まで綺麗に直っていることに驚きを隠せず、黒猫を捕まえて話を聞こうというのだが…
へし切長谷部
「猫に言葉が通じるかっ!」
巴形薙刀
「だが、俺達の言葉はわかっているようだった」
へし切長谷部
「偶然だ。はいとか、いいえとか言わず、にゃーとしか鳴かないんだから、どうとでも捉えられる」
猫に言葉が通じるなど、心を通わせたり、あり得ないが猫語を話せない限りは到底不可能だ
亀甲貞宗
「僕も黒猫を見たよ。綺麗な瞳だったね。青と黄色かな?まるで、僕の心の奥まで見られているようだった…!」
へし切長谷部
「お前も怪我は完治してるんだな」
亀甲貞宗
「もちろん!擦り寄って来てくれたから、撫でようとしたんだ。そしたら!僕の怪我が綺麗さっぱり治っていたんだよ!」
とりあえず黒猫を捕まえないことには始まらないということで、全振りが協力して黒猫を探すことに。
鶴丸国永
「いた!」
鶴丸が見つけたが、大声に驚いた黒猫は全速力で逃げていく。そのあとを全速力で追う刀剣たち
太鼓鐘貞宗
「おーい、どこだー」
燭台切光忠
「怖くないよー。出ておいでー」
太鼓鐘貞宗
「伽羅。黒猫見たら教えてくれ」
大倶利伽羅
「わかった」
布団に横になり昼寝しようとする大倶利伽羅に太鼓鐘貞宗が声を掛けた。襖の向こうでは、いたか?いや、見失っちまった。など、声が飛び交ってる。昼寝をすると伝えてあるので、この部屋には入ってこないはず
大倶利伽羅
「行ったか。驚いたな」
そーっと布団の中を覗き込むと、こちらを見てる黒猫。ちょうどいい隠れ場所だ。あんな大人数に追いかけられりゃ、誰でも逃げる。襖の方には背を向けているからそう簡単には気付かれない。お腹の辺りでどてっと寝そべる黒猫の頭を優しく撫でる。
大倶利伽羅
「俺は昼寝をする。気が済んだら出ろ」
190人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミライ(プロフ) - まーちゃんさん» コメントありがとうございます。構想は練っているのでいつかは文字にして書きたいと思います。 (4月24日 0時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - とても面白かったです。 できたら学校でいじめられてる子がブラック本丸の審神者になる﹆そう言う夢小説が読みたいです 出来たらで大丈夫です。これからも頑張ってください (4月24日 0時) (レス) id: 6350c1876f (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - ローズクロスさん» ありがとうございます! (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
ローズクロス(プロフ) - 完結おめでとうございます!読み始めてから毎日、更新を楽しみにしてました☺ (4月22日 21時) (レス) id: 928643df23 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 赤瑪瑙さん» ありがとうございます! (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミライ | 作成日時:2024年1月26日 0時