黒猫審神者の本丸日誌【刀剣乱舞】

猫、完治する ページ24

五虎退
「主様、ゆ、ゆっくり食べてください」


身体への衝撃を考えて、燭台切と歌仙が主(黒猫)の昼餉を、食べやすいように細かくしたり少しふやかしたりしたものを、五虎退が持ってきた。


小夜左文字
「主。食べれそう？」

はむはむ…ごくん…__にゃぉ

五虎退
「よ、よかったです…！」


白山吉光が五虎退と小夜左文字の元にやってきた。


白山吉光
「私の力を使いましょう」


そう言って、治癒の力を主(黒猫)に向かって使う。少しずつ、怪我が治ってきているのを見て効くことを確認。


__んにゃぉぅ

白山吉光
「どうしましたか」


擦り寄ってくる主(黒猫)に少しだけ驚く白山吉光。1番わかったのは、腕の具合。手の違和感が無くなっているように見える。


白山吉光
「この服帯を外しましょう。(ｺﾞｿｺﾞｿ)。怪我も治ってますね。治癒の力の効果がしっかり出ています」

__にゃうぅ


主(黒猫)は白山の連れている狐、五虎退の虎たちに近寄って鼻ツンして、挨拶をする。


五虎退
「主様…！もう、大丈夫なんですか…！」

小夜左文字
「主、無理に動いたら…」


主(黒猫)はもう元気だよというように、にゃんにゃん鳴き、虎や狐と遊び回っている。


へし切長谷部
「何だか騒がしいなって、主！！元気になったんですか！？」

白山吉光
「私の力を主に。効いてよかったです」

へし切長谷部
「他の刀剣にも伝えてくる！五虎退たちも頼む！俺だけじゃ足りないからな！」


物凄い速さで審神者の部屋を出ていく長谷部。これまでも主の元へは、ほぼ全振りが心配して様子を見に来た。僕たちも行きましょうと五虎退が小夜左文字と白山吉光に声を掛け部屋を出た途端、ドドドドッ！と多くの足音が聞こえ、慌てて部屋へUターン。


加州清光
「主ー！もう大丈夫なの！？」

宗三左文字
「元気なようで、よかったですね」

鶴丸国永
「っててて！ははっ、驚きだぜ。腕も完治してるな」


ここに来た刀剣に次々と擦り寄る主。頭を撫でたり、抱き上げてスンスンと猫吸いしたり。
主の回復に全振りが心から喜んだ

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