黒猫審神者の本丸日誌【刀剣乱舞】

猫、撮られる ページ18

陸奥守吉行
「主！こっちじゃ！こっち向いてくれんか！」


陸奥守が主(黒猫)の写真を撮る。こっち向いてくれと言うと、カメラ目線をくれる。


陸奥守吉行
「もう少しカメラを見てない写真があってもええか」


猫らしく、向いてとお願いしても向いてくれない、というような写真を何枚か撮りたいようで、毛繕いしてるところをパシャリ。


陸奥守吉行
「んおぉ！」

__！？


急に大声を出すものだがら、声に驚いた主(黒猫)の尻尾がボン！と2倍、3倍に膨らむ。それをさらに写真に収めようとカメラを向ける。


陸奥守吉行
「なぁ、主。その尻尾触ってもええか？」

__んん？


触ろうと手を伸ばすと、手を出してきそうな、噛みついてきそうな体制を取る主(黒猫)。それはそう、尻尾は背骨と繋がっており、ちょっとでも毛が引っ張られるだけでも叫ぶ。


陸奥守吉行
「尻尾は…やめておこうかのう。主、ええ写真撮れたぜよ〜」


カメラ画面を主へ見せる。スンスンと匂いを嗅ぎに来て画面を見る。首を傾げるような仕草をするものだから、たまらなく可愛い。


陸奥守吉行
「ここに写っとるのは主、全部主じゃ。それで、この写真がワシの中で一番！」


その写真は、毛繕い中の写真。口元に見えるピンク色の舌。ちょろっと出ている。黒猫なので、より強調される舌。たまに舌をしまい忘れることがある主(黒猫)。目で見ていても写真に収められたのは初めて。


陸奥守吉行
「自慢してくるぜよ！」


……


陸奥守吉行
「加州ー！小夜もおったがか！ええ写真撮れたぜよ！」

加州清光
「え、何これ！？」

小夜左文字
「主…可愛い…」


足早に小夜左文字がこの場から離れたと思うと、向かった先は主(黒猫)の部屋。どうやら舌を出してとお願いしてるようだが、首を傾げるだけの主。


陸奥守吉行
「これは稀にしか見れんからのう。撮れたことが奇跡じゃ」

__んにゃはぁぁ〜！

加州清光
「あ"ぁ…可愛い…」

小夜左文字
「陸奥守さん、その写真ください」


なかなか見れない、レアな主が見れて興奮する3振りだった。

猫、甘える→←猫、治す

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す