猫、部隊を決める ページ16
一期一振
「さ、主。5振りほど選んでいただきます」
__んにゃぁ
大広間に集められた刀剣。久しぶりだが、出陣することに。黒猫が歴史の異変を感じ取り、長谷部お手製の「出陣合図用爪研ぎ」を使い、出陣を知らせる。
言葉がわかっているかのように、その時以外は使わないように言うと、別の爪研ぎを使う。
すりっ
加州清光
「やっぱわかってるね〜」
山姥切国広
「写しの俺でいいのか…?」
小夜左文字
「ふわふわだね、主」
石切丸
「わかったよ」
へし切長谷部
「主命とあらば」
黒猫が擦り寄った5振りが出陣。以前、偏ってしまうと懸念されていたが、そんな事はなさそうだ。むしろ、話を聞いてわかっているように感じる。
転送装置も綺麗に直っており、黒猫を含め本丸に残る刀剣たちが見送る
__んにゃお
へし切長谷部
「あ、主っ…!行って参ります!」
「気を付けて。全振り必ず帰ってきて」と言っているようだ。
見送ると、黒猫はチリンチリンと鈴の音を鳴らして、本丸の奥へ。何処へ行くのかと思って着いていく数振り、黒猫は縁側の日差しが気持ちいい場所で日向ぼっこをしに来た。
南泉一文字
「主もここが気持ちいいって、わかるんだにゃ〜」
__にゃ〜ぉ
南泉一文字
「俺も主とここで寝る…にゃ〜」
……
ピクッ
黒猫が起き上がり、転送装置へ向かう。もぞもぞと起きた南泉一文字もその後を追う。出陣部隊が帰ってきたようだ。
__んにゃ〜ぉ、ひゃぁ〜、んなぁ〜
加州清光
「ただいまー!」
石切丸
「主の霊力は、凄く力が漲るようだね」
へし切長谷部
「俺も驚いた。石切丸が大太刀を振り回して、暴れ回っていたからな」
石切丸
「なんだか、恥ずかしいな」
小夜左文字
「時間遡行軍が後ずさっていました」
山姥切国広
「凄いな、主」
部隊の無事を確認した黒猫、くるっと向きを変えて本丸の奥へ。来たところは、審神者の部屋。座布団が置かれている。そこに乗り__くぁぁ…っと欠伸。
長谷部が報告しに来るも主は寝てるので、報告書を作成するかと自室へ戻っていった。
188人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミライ(プロフ) - まーちゃんさん» コメントありがとうございます。構想は練っているのでいつかは文字にして書きたいと思います。 (4月24日 0時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - とても面白かったです。 できたら学校でいじめられてる子がブラック本丸の審神者になる﹆そう言う夢小説が読みたいです 出来たらで大丈夫です。これからも頑張ってください (4月24日 0時) (レス) id: 6350c1876f (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - ローズクロスさん» ありがとうございます! (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
ローズクロス(プロフ) - 完結おめでとうございます!読み始めてから毎日、更新を楽しみにしてました☺ (4月22日 21時) (レス) id: 928643df23 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 赤瑪瑙さん» ありがとうございます! (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミライ | 作成日時:2024年1月26日 0時