黒猫審神者の本丸日誌【刀剣乱舞】

猫、選ぶ ページ15

加州清光
「あーるじっ」
　
__にゃん

加州清光
「返事した！」

乱藤四郎
「可愛い〜！僕たちで、ずっと考えてたんだよね」


そう、主は黒猫。夜だと下手をすれば以前の長谷部がやったように踏みかねないということ。それに見つけやすい事も考えた加州清光と乱藤四郎。可愛いもの好きの2振りが連れてきたということは


乱藤四郎
「見て見て！」

加州清光
「俺達で作ったんだ」


テーブルの上に所狭しと並べられた鈴付きの組紐。これを黒猫の首に結び付けたいと言う2振り。


乱藤四郎
「この中から好きなのを選んで欲しいんだ」


赤1色や赤と白、緑と紫など様々な色合いの紐がある。この2振りにとって付けてる姿を想像したら、手が止まらなくなり作りすぎてしまったんだろう。


乱藤四郎
「やっぱり、主さんは黒猫だから白紐が可愛いって！」

加州清光
「目の色に合わせて青と黄色のほうが可愛いよ！」

__んにゃ

乱/加州
「「ほら！」」


2振りがどっちも可愛いと言い合っており決められず、なら主(黒猫)に決めてもらおうということ。だが、猫の目は赤などの色は判別しにくい。2振りが見守る中、テーブルからチリンチリンと音が鳴る。テーブルから落としたものがあるようだ。


加州清光
「あ！」


加州が言っていたのと、乱が言っていた2つを器用にテーブルから落としていた。


乱藤四郎
「もしかして、2つとも気に入ってくれたの？」

__んにゃあ

加州清光
「もー！可愛すぎる！」


それから、この本丸のどこかからチリンチリンと鈴の音が聞こえてくるようになった。夜でも踏まれることはないはず


__ぎゃん！

鶴丸国永
「おっと！」

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