18、悪戯な雫 ページ18
タイスケのこめかみから頬を伝って、一筋汗が流れてポタリと俺の腹に落ちた。
F「あ！ 失礼しました。
汗をお客様に落とすなんて。」
K「気にすんな。
構わないよ。」
F「汗だくになるほど、他のお客様のために頑張る事は無いんです。」
タイスケは、嫉妬で高ぶる俺の気持ちを察したのかもしれない。
少し言い訳めいている。
F「でも、ヒロミツさんは僕の特別な人だから……」
額から綺麗な鼻先へもう一筋。
ポタリと、今度は足の付け根に落ちた。
K「う……」
それは悪戯な雫。
ひと雫で俺は軽く仰け反った。
この一週間で溜めに溜めた想いが、形を成して恥ずかしい姿を晒す。
タイスケがそれに気付いてないわけがなかった。
その一点に容赦無い視線を浴びせて、少し口角を上げる。
F「もしヒロミツさんが望むなら……
どうかな？」
途端に変わる口調、表情。
F「望むならもっと気持ち良く、もっと満足させてあげられるよ。
このまま終わらせて帰れる？
それはムリって……カラダが叫んでるけど？」
俺を見下ろす目に、背中がゾクリとした。
ゾクリとする感覚と同時に、ドクリと血がたぎる。
起き上がろうにも、施術台に縛り付けられたように動けなかった。
タイスケは、無抵抗なまま明らかに高まっていっている俺を見て、この先を「望んでいる」と受け取ったようだ。
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kyumapi(プロフ) - たいちゃんらぶさん» こんばんは♪コメ返すっかり遅くなりすみません。私も太ちゃんが死んだままで良いのか、実はちょっと葛藤がありました。でもハロウィンのお話という事で、書家北山さんには太ちゃんの魂と永遠に仲良くして頂く事にしました。お見合い話ぜーんぶ断るんでしょうねえ(笑) (2018年12月2日 23時) (
レス) id: 28d794b9d0 (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - きゅまぴさん(*´з`)完結おめでとうございます。最後までたいぴが又生き返るのではと淡い期待を抱きつつ‥でもヒロミツさんの中に宿るタイスケと二人の想いがこれまた愛おしく‥ふたりでひとつ･･の姿に幸せを感じています。切ない部分もあるけども癒されました( ;∀;) (2018年11月21日 18時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
kyumapi(プロフ) - たいちゃんらぶさん» 美しい北山さんの字が味がある字になっちゃった(イイ意味で)(^O^) その味を加えたのはやっぱりタイスケでした。リアルの二人の字を見ても思うのですが、みっくんの字はスキが無い感じで、太ちゃんの字は一生懸命丁寧に書こうとしてるのが伝わります。 (2018年11月18日 19時) (レス) id: 5354a3525d (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - ったのはたいぴが北山ｻﾝの中に宿っているってｺﾄ??月の雫の片割れに…なんて思ってしまいました‥ (2018年11月17日 20時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - と受け止めようとしつつ‥でまだもしかして‥と諦めが悪い私です‥ｼｮﾎﾞｰﾝ･･甦りを願って始めたバイトでそれよりも大事な人と出逢ってしまったこと･･こんなキセキが起こって尚且つ後悔までしたら･･っていうたいぴ･･愛おしいですね‥北山ｻﾝの字に味が加わ (2018年11月17日 20時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kyumapi
| 作成日時：2018年10月31日 23時
