「Hi ナマステ Hello、ようこそラトナラジュ東京へ！」(前編)

13、興奮　side-K ページ15

　
　
　
K「ヤバ……」



低音ヴォイスと吐息が、電波に乗って日本の空にバラ撒かれてる。



「ジュ」の後の余韻がヤバい。



そう言えば、見た目もえろかったよな。



改めて画像検索をする。



K「おう、裏切らないえろさ。

もはやR指定。」



特に唇がプクプクモチモチしてそうで、えろい。



こんな唇にチューされたり、色んな箇所に諸々されたりとか……どんな感じ？



『リスナーの皆様のお耳にはどう響いたでしょうか。』



K「どうって……何だか……久々に、すげえキュンキュンするぞっ」



『キュンキュンしましたか？』



K「バレた？」



ラジオと会話しちゃってる。



『ハート以外もキュンキュンさせちゃってたら、申し訳ございません。』



K「謝られても、ね。

責任取れないくせに〜」



『そんな御自分の処理に困る方は、ベッドで布団かぶってイヤホンでお聴き下さい。』



K「おう、言われた通りイヤホンで聴いてるぜ。」



声で耳から侵されてる気分になってきたわ。



ところでハート以外もキュンキュンて、リスナーはどこキュンキュンさせてんの？



キュンキュンなって、自己処理せにゃ困るハート以外のモノって言えば……



K「っ・・・！」



俺のモノは「処理に困る」ほどではなかったが、明らかにピクリと反応した。



K「久々にキタか？ キタのか？」



画像と声と吐息の相乗効果で。



今週のえろいいね！と、ターバンにも使えるらしいオリジナルマハラジャ手ぬぐいの獲得は逃したが、「ラトナラジュ」と呟く声を聞いただけで、ふわふわした。



ラジオで投稿を採用されるって嬉しいんだな。



それで興奮してんのか、イヤホンから聞こえる音声に興奮してんのか。



きっと両方。

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