私、柱辞めたいです[鬼滅の刃]

今にも消えそうな夜 ページ26

しのぶ視点




誰も喋らないとは呆れますねぇ…



まあしかし私も同じよう悪い事をしてしまっているので後でしっかり謝らなければ……




Aさんが起きたと言うのを炭治郎君から聞き病室へ行ったがもうそこにはAさんはいなかった



そう、出遅れてしまったのだ。




そもそも私とAさんは友人関係、まあいわゆる親友というやつでした。



よく怪我をして帰ってくるAさんを叱ったり……まあ結局姐さんが間に入り渋々と許してしまうのですが笑



……姐さんが死んでから作り笑いをするようになった私に




『私、しのぶちゃんの笑った顔は好きだけどその作り笑いは嫌いだよ…』



そう

涙ぐみながら言ってくれましたね。


嬉しかった。


ですがAからのお願いでも聞けません、

姐さんに言われた笑った顔が好きというのは私にとって救いであり一生取れない呪いのようなものなんです



その事を伝えると
とても悲しそうな顔で去っていきましたね

私もあなたの笑った顔が好きなんです

だから……もう一度だけでもいいので胡蝶さんなんて堅苦しい呼び方じゃなくて昔みたいにしのぶちゃんって笑いかけてくださいよ







＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿我儘で、すみません





冨岡視点




俺はまた大切なものを失ってしまうかもしれない







Aはこんな俺の友達になってくれた錆兎のように優しいやつだった




気がついたら俺の後ろに着いてきていて隣で笑ってくれた

それが俺にとってとても心地よかった


まひよの件の事では薄々気づいてはいた
Aは軽率に人を傷つけないんだと知っていた




だが、俺は口数の少なさとあまり人と関わらないのが裏目に出てAを無意識に避けていた






俺が……炭治郎や錆兎のような性格だったら未来は変わったのだろう。


錆兎ならきっと助けてやれた




俺が、錆兎の代わりにしんでいたらお前はここで錆兎とや真菰と一緒に笑っていたのかもしれない









だが俺が錆兎ならなんて思っていても過去は変わらない







変えれるのは未来くらいだ




行動しなければ何も変わらないのは俺が1番分かっていることなのに。




A。
お前は良い奴だ。

今度からは俺から話せるようにもする



簡単に許してくれとは言わない
また、



また、横で一緒に笑ってくれないだろうか








(ここから先、柱視点が少し長く続くと思いますが読んでくださると喜ばしいです)

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