#58 ページ10
あれから何事もなく一日は終わり。
空がオレンジ色に染まる夕方。
「では体育祭のプログラムを確認を…」
そう。実行委員。
シャーペンをくるくる回す。
配られたプリントには北山宏光の文字。
そして隣には当の本人が居る。
チラリと横を見るとヘラヘラと笑う先輩。
私はそれを見てちょっとだけ胸が跳ねる。
でもその胸のトキメキは…
玉森先輩とは違うもの。
そんなことは私が多分一番に理解している。
「えー…学年対抗リレーについて…」
流れるような説明は案の定、
プリントに記されている。
ただただそれを読み進めるだけの会議は
憂鬱である。
「以上の種目について各クラスで決めるように。」
「解散。」
委員長の号令で帰り始める。
スマホを開くと、
今日LINEを交換した坂口さんから。
「土日のどちらが都合がいいですかね?」
可愛らしいクマのスタンプとともに送られていた。
その画面を覗き込む北山先輩。
貴「勝手に見ないでください。」
北「へー…勉強会?」
・
その綺麗な瞳で私を見詰めた。
北「そいつ…気をつけた方がいいよ。」
・
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suaru××(プロフ) - るなさん» 返信遅くなってしまって申し訳ないです。最近スランプでして...。更新頑張りますね^ ^ (2018年8月8日 12時) (レス) id: e0e254cc41 (このIDを非表示/違反報告)
るな - すっごいおもしろいです!!更新楽しみにしてます! (2018年8月1日 7時) (レス) id: 9cb8ccbb10 (このIDを非表示/違反報告)
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