#62 ページ14
貴「可愛い…」
坂「へ!?」
あ、…つい言葉が漏れた。
私、地味に変態だよね…。
坂「それ…
Aちゃんに言われても嬉しくないよ〜」
いやいやいや…。
あなたは何を言っているんだ。
貴「え。…まぁ、いいや。はい。ここ私の部屋。」
ドアを開ける。
坂「うわ!可愛い!
あ、あのぬいぐるみ可愛いよね!私も持ってるよ!」
私のベッドの上のぬいぐるみを指さした。
あのぬいぐるみは…
玉森先輩が誕生日プレゼントにくれたものだ。
可愛いウサギのキャラクター。
貴「本当に!?私あれ好きだよ〜」
キャラクターも好きだけど。
先輩がくれたヤツだからね?
坂「あ…お勉強しないとね。」
は!と思い出したように笑う。
貴「好きなところ座っていいよ〜」
坂「ありがとー。」
それに私は笑顔で答える。
昨日の掃除ついでにだしたテーブル。
折りたたみ式でいつもはクローゼットに閉まってある。
お久しぶりの活躍だ。
坂「えっと…私。数学苦手なんだよね。」
貴「そか。じゃあ数学からやろっか。」
・
そう言って、数学の問題集を進めていく。
・
亜由美ちゃんはさすが特進なだけあって…
基本はしっかりと出来てるし。
問題は
公式を信じ込みすぎて
問題を柔らかく考えられていないこと。
・
・
貴「これは公式よりこのやり方で…」
・
こうして…勉強会は進んでいく。
・
坂「うわ〜。できちゃったよ。
Aちゃん教え方上手いね〜。」
貴「全然だよ。じゃあ、休憩しよっか。」
・
・
机の上のジュースの水面が…
ゆらりと揺らぐ。
・
・
その時水面に映ったのは…
私じゃない…
・
・
・
黒い笑だった。────────
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suaru××(プロフ) - るなさん» 返信遅くなってしまって申し訳ないです。最近スランプでして...。更新頑張りますね^ ^ (2018年8月8日 12時) (レス) id: e0e254cc41 (このIDを非表示/違反報告)
るな - すっごいおもしろいです!!更新楽しみにしてます! (2018年8月1日 7時) (レス) id: 9cb8ccbb10 (このIDを非表示/違反報告)
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