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・
顧「では、朝練終了」
「おつかれさまでした」
・
少し顧問の頬がたるんでいて…
皆んなはニコニコしていた。
その中で、私だけが
固い表情をしている。
顔の力は抜けないまま…。
更衣室に向かう。
姫「あ、片付け…」
田「あ、いいよ。私、やるから」
振り返ると
佳奈美先輩が後片付けを始めようとしていた。
姫「ありがとうございます」
にっこりと笑う姫ちゃんを見て
微笑む先輩。
姫ちゃんも選手の一員なのだから。
そういうマネージャー精神を…もう分かっている。
先輩は…心が広いとか。
そんなことはもう、だいぶ前から知っている。
・
決して…先輩が悪いわけじゃない。
なのに…
・
私は先輩を羨んで…
悔しくて…
本当。
最低なのは私だけ。
モヤモヤする気持ち。
水筒を掴み取り
水を喉に流し込む。
こんな黒い自分を
水で全部…流せたらどれだけ楽か。
ただ、ただ、積もるばかりの
黒いモノ。
・
・
急いで…着替えながら…。
・
なんで…先輩がマネージャー……。
って思う自分を。
私はただ…憎たらしかった。
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suaru××(プロフ) - るなさん» 返信遅くなってしまって申し訳ないです。最近スランプでして...。更新頑張りますね^ ^ (2018年8月8日 12時) (レス) id: e0e254cc41 (このIDを非表示/違反報告)
るな - すっごいおもしろいです!!更新楽しみにしてます! (2018年8月1日 7時) (レス) id: 9cb8ccbb10 (このIDを非表示/違反報告)
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