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プロモーションでは 彼は
各地で本当にいろんなことをしてた
それは、むかしみたいだけど
1人だから大変だと思うのに
ジュンスはいつだって
全力で応えようってしてる
ジュンスを
少しずつ特別に感じる自分
イベント中で
一緒にいる時間が増えて
わたしを慕ってくれるジュンスに
気が付いてたのに
距離をとることをしなかった
近くにきてくれることが嬉しかったし
ジュンスといると笑っていられて
楽しかった。
トオルとのこと
しっかり自分と向き合おうって
自分に向き合う時間の中で
そんな自分の気持ちの変化にも気が付きだしていた
自分のことが少し見えたら
周りのことも少し見えてきて
このプロモーションで
スタッフとして参加してるスタイリストの若い子。
彼女からの…視線が痛い
きっと
ジュンスが好きなんだね
ずっと私を見てる
見てるって言うか
睨まれてるよね
この状態は
ジュンスにも私にもよくないから
私がトオルと数年お付き合いしてることは
周囲も知ってるし
ジュンスと
ちょっと距離を置かなきゃ…って思ってるところに
西川さんからの忠告…
やっぱりそうかー
まずかったよね
必要以上に一緒にいることを避けて
仕事。仕事。
スタイリストさんにはまだ
睨まれるけど、これ以上できることはない
だって
ジュンスと私は なんでもない
ないものは、これ以上
どうしようもない…んだから…
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作者名:maco | 作成日時:2020年10月6日 15時