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言われた通り、エレベーター出て
鍵開けて。
最後チェーンして。
「できたよ？」
JS「ん…。じゃあ…ね？うがいして、手洗いしなきゃだからー、切ります。
ヌナ？寝れる？また明日ね？」
A「(笑)ありがとジュンス。
うん大丈夫。寝れるよ。また…ね。
電話ありがと。」
お風呂に浸かると
トオルが言ってた事が いろいろ思い出されて
また 悔し涙になってきた
でも
ひとつずつ
ちゃんと自分で向き合って
話していかなきゃ
この。
この仕事が落ち着いたら
ツアーが無事に終わったら
逃げないで 自分の気持ちにも
彼との関係にも
きちんと 向き合おうって
そう決めた
ベットに入り、アラームを確認するのに携帯を見ると
数分前に着信があった
メールも。
✉ もうねましたかな？ ージュンスー
ねましたかな、って(笑)
かわいいなー
✉ 今からねるところだよ ーAー
(携帯着信)
「もしもし」
JS「もしもし…Aヌナ またかけちゃいました。ゴメンナサイ」
「ううん。だいじょーぶ。どうしたの？
ジュンスが眠れないの？明日は早くないの？」
JS「Aヌナが心配でー眠れませんっよー。
明日は、マネが9時には来ます。
Aヌナ、起こしてくださーい」
私が心配だって
眠れないって 言ってるジュンスが
ちょっと楽しく話してくれたけど…
わりとすぐに
ふわーってあくびする声が聴こえて
「Zzz…〇⚪◌(‘､3_ヽ)_…。」
寝ちゃった？ね？(笑)
「おやすみ。ジュンス。ありがとう」
そう小さく言って
私は電話を切った
そして
自分が起きるいつもの時間と
ジュンスを起こすための時間を
アラームにセットして
……眠りに堕ちるその瞬間に
優しく
ふわっと浮かんだのは
あくびをするジュンスの 顔だった
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作者名：maco | 作成日時：2020年10月6日 15時
