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車から衝動的に飛び出して
めちゃくちゃに歩いて
涙をゴシゴシ拭きながら
歩き続けて
携帯が鳴って
しつこく しつこく 鳴るから
やっと立ち止まって
トオルだったら
無視してやるって
そう思ったけど
見ると
着信の相手は ジュンスで
ふっっ
深呼吸をひとつして
電話に出る
JS「あ。もしもっし。ジュンスでっす」
大きい声ー
うんうん。わかってるよ。
でも…声が出せない
ジュンスの声が聞こえたら
なんか
涙が出てきてしまって
携帯を耳に
ひとり
うんうん。って頷く
JS「ヌナ?どうかしった?どこにいますっか?まだ外?ひとり?」
ふぅーーー
深呼吸
A「じゅんす。うん。まだ外なんだー。」
JS「どうかしたか?
いまどっこ?ぼくいくから。」
A「ううん。だいじょーぶ。もう帰るよ。大丈夫だよ。」
JS「だめ。いくから。迎えにいく。どっこいますか?」
A「大丈夫だから…^^ありがとね」
首を横にふりながら答える
ジュンスに甘えられない
しっかりしなきゃ。
ここがどこか。周りを見る
うん。わかった。大丈夫。
A「ジュンス?私ちゃんと帰るから。また、明日…ね?」
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作者名:maco | 作成日時:2020年10月6日 15時