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ケータリングにプラスしたのは
ジュンスのためのちょっとした工夫
簡単に朝用意できるちょっとしたものを
毎日ジュンスのために持っていった
なかなか時間も合わなくて
話しできない毎日で
『ジュンス ファイティン』
そんな小さなメモから始まった
メッセージのやり取りは
一生懸命なひらがなの返事が付いてくるようになって
ジュンスと繋がっているようで嬉しかった
みょうがは大人味
好みは「たぬきのもと」(笑)
パンチをつけてあげようかなって
たまたまちょっと入れた「天かす」がヒットw
誰に聞いたのか
『たぬきのもと』 ってw
たくさんは入れないけど
毎回たぬきの素はいれてあげて
"ごちそうさま"
"ありがとうございます" そんなやり取りから
ヌナはげんきですか
→はい。げんきです
ヌナはなにしてますか
→仕事だよ(笑)
ヌナとおはなししたいです
→私もだよ
れんらくしたらだめですか？
→連絡先知らないよw
ジュンスは知ってるの？
わたしの手帳には
ひらがなで書かれたメッセージがあふれた
離れていて
会えなくなって
こんな小さなやり取りが
すごくすごく
愛しいと感じてる自分がいた
『話がしたい』
変わらず来るトオルからの連絡に
そろそろ
向き合わなきゃ…私もいけない
ジュンスと同じケータリングのおかげでか
少しスリムになった私のからだに
気合を入れて
手帳をパタンと閉じ
「よし」と立ち上がる
廊下が騒がしい
今日はジュンスに会える
ジュンスが戻ってくる日だ
私…待ってた？
会えたら
連絡先を教えるんだ
ジュンスの笑顔に
会いたいと思ってる私がいた
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作者名：maco | 作成日時：2020年10月6日 15時
