【NARUTO】茜色の暗部＜２＞

＜解ける＞ ページ35

「また消えた！！」

「サクラここを動くな」

「え！あ…うん！」


「カカシ先生…再不斬は十二時の方角から十時の方角へ徐々に動いている。何かを仕掛けてくるというよりこっちの様子を伺っている感じ」


「よし……！！」

「っ！！！」



カカシ先生が動き出そうとした時

突如感じる嫌な感じ

肌を突き刺してくるような…

それほどまでに禍々しいチャクラを感じる


このチャクラ…知ってる……？



「再不斬の奴か…！？」


「違う再不斬じゃない…これは……ナルト…？」


「封印が解けたのか！？」


「大丈夫…まだ完全には解けてない。封印が解けかけてチャクラが漏れ出しているだけ」



けれど…もしこのまま封印が解けてしまえば

確実にナルトの中の九尾が暴れ出してしまう


そうなれば多くの犠牲が出るだろう


なんとしてでも解ける前に抑えなければ…



「ナルトの所へは僕が行く…カカシ先生は再不斬を…」


「A…しかし……」


「カカシ先生は心配しすぎ。これでも優秀な暗部ってこと忘れてない？

………ナルトは絶対に僕が抑える」


「………任せた」


「了解」

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