【NARUTO】茜色の暗部＜２＞

＜霧＞ ページ28

橋に着いた途端、一層濃くなる霧が僕達を囲んだ



「カカシ先生！！」

「あぁ…来るぞぉ！！」



やっぱり再不斬は生きていた

この霧がなによりの証拠だ



「ね！カカシ先生これって…これってあいつの霧隠れの術よね！」


「久しぶりだなカカシ。相変わらずそんなガキを連れて…また震えてるじゃないか…可哀想に…」



どこからか再不斬の声が聞こえる


すると突然大量の再不斬が僕達を囲むようにして現れた



「武者震いだよ！」


「やれ、サスケ」



カカシ先生の合図とともに大量の再不斬を一掃するサスケ



「いい加減なめてもらったら困るんだよねー！

…こっちだって何もしないで黙っているわけないでしょ？」


「このガキめ…」


「ねぇ…今日はカカシ先生とじゃなくて僕とやろうよ！！

今の状態をズルズルと引き延ばす気なんかないし

なにより僕は一刻も早く任務を終わらせて里に帰りたいの！」


「ちょ！A何言ってるの！？いくら何でもそれは…！」


「大丈夫大丈夫！！なんなら再不斬とその隣のお面の子…いっぺんに相手してあげようか？」



いや本音を言うと再不斬もお面の子も相手にしたくないよ？！

だってめんどくさいじゃん！！！

でも早く終わらせたいのも事実なんだよ！！！！



「…アイツは俺がやる」

「手伝おっか？」

「いや、いい。お前は黙って見てろ」


「そして再不斬の相手は俺だ」

「はぁー…結局こうなるのね………わかった。でも何かあったら手出すからね」



僕はサクラと一緒にタズナさんを守るとでもしようか

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