【NARUTO】茜色の暗部＜２＞

＜口実＞ ページ27

「じゃ！ナルトをよろしくお願いします。限界まで体力使っちゃってるから…今日はもう動けないと思いますんで」



早朝。チャクラを使いすぎたせいか…

ぐっすりと寝ているナルトをツナミさんに託しナルトを抜いた第七班で橋へと向かうことにした

ナルトのことだから目が覚めたら騒ぐんだろうなー

置いて行きやがったー！！！

っていう感じで…



「ねぇ、本当にナルトを起こさなくて良かったの？」



橋に向かって移動している最中、サクラが僕に訪ねて来る


そう。ナルトを置いて行こうと言ったのは僕なのだ



「良いの良いの！ナルトは今日お留守番で！！

あのおバカさんにはチャクラを使いすぎたらどうなるのか身をもって知って貰わないと！」



そんなのただの口実

本当の目的は別にある



「随分厳しいのね…」

「とか言って本当はそんなのただの口実じゃないのー？Aちゃーん？」

「あ、わかっちゃった？」



流石カカシ先生…実に鋭い……



「僕達が橋の方に行っている間、家ではツナミさんとイナリくんの２人だけになる訳で…

そんなの敵からしてみたら、人質をとる絶好のチャンスになっちゃうじゃん？

人質を取られるくらいだったら誰かが残った方が良いんだよ！」


「確かに…」

「敵の何人かは家に行くと思うんだよねー…まぁナルトが絶対に守ってくれるだろうけどさ！」


「何で超そう思うんじゃ？」



理由？


そんなの決まってるよ



「僕のカン」

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