【NARUTO】茜色の暗部＜２＞

＜声を＞ ページ22

「いくらカッコイイこと言って努力したって、本当に強いヤツの前じゃ弱いヤツはやられちゃうんだ！」


「うるせーなぁ。お前とは違うんだってばよ」


「お前見てるとムカつくんだ！この国のこと何も知らないくせに出しゃばりやがって！

お前に僕の何がわかるんだ！

辛いことなんか何も知らないでいつも楽しそうにヘラヘラやってるお前とは違うんだよぉ！」


「は…？」



今この子なんて言った…？


辛いことなんか何も知らない…？


楽しそうにヘラヘラ…？



「ふざけないでよ！！」


「！！」



普段ならナルトが声を上げるような場面で真っ先に声を上げたのは僕だった


今の発言にはどうしても我慢できなかったんだ




「辛い事なんか何も知らない？言っておくけど僕は君よりも長く生きてる。

そのぶん君なんかよりも辛い思いなんか山ほどしてるの！！」


「ちょ！A落ち着いて！！」



サクラが僕の腕を掴もうとするが僕はその手を払いのける

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