【NARUTO】茜色の暗部＜２＞

＜木登り＞ ページ17

次の日早速修行が始まった。



「これから手を使わずに木登りする！…ま！見てろ！」



カカシ先生は足にチャクラを溜め始めた。

そしてそれを維持したまま木を垂直に登って行く



「登ってる…」

「足だけで垂直に…」


「…とまあ、こんな感じだ。チャクラを足の裏に集めて木の幹に吸着させる。チャクラを上手く使えばこんなことも出来る」


「ちょっと待って！木登りを覚えて何で強くなるのよ！」

「ここからが本題。まあ聞け。この修行の目的は…」



カカシ先生はチャクラについて話し始めたが

僕はもうわかっていることだからか全く耳に入ってこなかった


ごめんねカカシ先生…



「今、自分の力で登りきれる高さの所に目印としてそのクナイでキズを打て。

そしてその次はその印より、更に上に印を刻むように心がける。

お前らは初めから歩いて登るほど上手くはいかないから走って勢いにのり、段々とならしていく。いいな！」


「んな修行俺にとっちゃ！朝飯前だってばよ！なんせ俺ってば今一番伸びてる男！」


「御託はいいから、お前ら早くどの木でもいいから登ってみろ」


「ちょっと待って！Aはやらない方がいいんじゃ…」



サクラが僕を気にかけてくれる

サクラは優しいね…



「あー、確かにAはやらない方がいいかもね」



というかごめん…もう出来るんだよね…



「じゃあ僕は大人しく見てるよ」

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