【NARUTO】茜色の暗部＜２＞

＜イナリ＞ ページ14

「ま！再不斬が死んでるにせよ生きてるにせよ、ガトーの手下にはさらに強力な忍がいないとも限らん…」



タズナさんを狙ってるやつの名前ガトーって言うんだ…

何気に初めて知ったよ


…ガトーショコラ食べたくなってきた



「先生！それじゃあどうするの？先生当分動けないのに…」

「クク…お前達に修行を課す」

「先生！私達が今ちょっと修行したところでたかが知れてるわよ！！相手は写輪眼のカカシ先生が苦戦するほどの忍者よ！！」

「その苦戦している俺を救ったのは誰だった…お前達は急激に成長している。

特にナルト！！お前が一番伸びてるよ！！

とは言ってもだ。俺が回復するまでの間の修行だ」


「でも先生！！いつまたおそってくるかもわからないのに修行なんて…」

「大丈夫だよ。仮死状態になったら当分動けないはずだし」

「その間に修行ってわけだな！面白いことになってきたってばよ！」

「面白くなんかないよ…」



皆が一斉に反応する。


声のした方を向くと、幼い男の子がいた



「おおイナリ！どこに行ってたんじゃ！！」


「お帰り…じいちゃん…」



なにこの子…可愛いんだけど…


見た目からすると木ノ葉丸と同じくらいかな？



「イナリちゃんと挨拶しなさい！おじいちゃんを護衛してくれた忍者さん達だよ！」

「母ちゃん…こいつら死ぬよ…」


「なんだとぉー！このガキってばよ！」


「ガトー達に歯向かって勝てるわけがないんだよ…」


「このガキィー！！」

「なに子供相手にムキになってんのよバカ！」

「いいか！おイナリ！よく聞け！！俺は将来火影というすごい忍者になるスーパーヒーローだ！！

ガトーだかショコラだか知らねぇーが！そんなの全然目じゃないっつーの！！」


「ヒーローなんてバッカみたい！！そんなのいるわけないじゃん！！！」

「………」

「どこへ行くんじゃイナリ」


「部屋で海を眺めるよ…」

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